「そもそもタイムシェア別荘が何か知りたい」
「タイムシェア別荘にはどのような特徴があるのだろうか」
このように、タイムシェア別荘の特徴が気になる方も多いのではないでしょうか。
タイムシェア別荘とは、一つの別荘を複数の所有者で共有する所有形態のことです。
各所有者は、1年のなかで特定の期間(多くは1週間ほど)を選択し、施設を利用する権利を得られます。
別荘一棟を購入するよりも初期費用が安くすみ、維持管理の手間が不要なため、手軽に別荘ライフを楽しむことが可能です。
本記事では、タイムシェア別荘の概要や種類、メリット・デメリットなどを詳しく解説します。
目次
タイムシェア別荘とは:一定期間、別荘を利用できる権利形態
タイムシェア別荘とは、一つの別荘を複数の所有者で共有する、別荘の所有形態のことです。
欧米をはじめ、日本国内でも取り入れられている住宅・別荘の供給方法です。
一般的には、各所有者が1年のなかで特定の期間(多くは1週間ほど)を選択し、期間に応じて施設を利用する権利が得られます。
希望する期間に別荘を利用し、自分が利用しない間はほかの所有者が利用するため、別荘の所有コストを下げることが可能です。
タイムシェア別荘では、施設のメンテナンスや清掃は、管理会社が担当します。
そのため、維持管理費の負担はありますが、所有者が管理に手間をかける必要はありません。
タイムシェア別荘の権利形態
タイムシェア別荘の権利形態には、大きく分けて以下の2種類があります。
権利形態 | 特徴 |
所有権タイプ | ・不動産の所有権を取得するタイプ ・一つの不動産を複数の所有者で保有する「共有持分」の状態になる ・所有権の相続や売却ができる ・不動産取得税や固定資産税などの税金が課される ・火災保険料がかかる ・維持管理費や修繕積立金などのランニングコストがかかる |
利用権タイプ | ・不動産を所有せずに、利用する権利のみを購入するタイプ ・初期購入費用を抑えられる ・所有権の相続や売却ができる ・不動産取得税や固定資産税などの税金が課されない ・火災保険料がかからない ・所有権タイプよりも毎年のランニングコストが抑えられる |
なるべく初期費用やランニングコストをかけないで別荘を利用したい方は「利用権タイプ」がおすすめです。
タイムシェア別荘の種類
タイムシェア別荘の種類には、主に以下の4つがあります。
- 固定週
- 浮動週(フロート)
- ポイント制
- フラクショナル
自身のライフスタイルに合ったタイムシェア別荘を選べるよう、それぞれの特徴を把握してみてください。
固定週
固定週は一般的なタイムシェア方式で、利用する日程を週ごとで固定します。
例えば、「毎年8月の第1週を利用する」のように、特定の週を割り当てられます。
タイムシェアを購入する前に固定期間が決まるため、毎年の利用が確約される点が固定週の大きなメリットです。
毎年同時期に旅行する方や予約の取りにくい人気のリゾート地に滞在したい方は、固定週がおすすめです。
浮動週(フロート)
浮動週は、購入時に一定の期間を決め、その期間内から自らが利用したい週を選択する方式です。
固定週と異なり、毎年あらためて利用予約を取る必要があります。
例えば、「7月の第1週から8月の第4週まで」といった特定の夏季期間のうち、希望の1週間を選ぶことが可能です。
さまざまな週を選択できるため、毎年の休暇期間が決まっていない方やシフト制によって休暇時期が異なる方におすすめです。
ポイント制
ポイント制は、割り当てられたポイントを利用して施設の使用期間を選択する方式です。
ゴールデンウィークや夏休み、年末年始などの人気のある時期は、予約に必要なポイントが多くなります。
逆に利用者の少ない時期であれば、使用するポイントが少なくてすみます。
固定週タイプや浮動週タイプと異なり、利用する期間を定める必要がないため、好きなタイミングで別荘の利用が可能です。
ただし、宿泊日が固定されていないからこそ、利用したいタイミングで毎回予約の手続きを行う必要があります。
フラクショナル
フラクショナルは、所有者が1年のうちの数週間または数ヵ月間を自由に利用できる、日本ではまだ馴染みの薄い方式です。
所有できる期間は、所有者の人数によって異なります。
例えば、一つの別荘における所有者の人数が最大6名の場合、1人あたり年間で60日間の利用が可能です。
フラクショナル方式で所有者になれる最大人数は国や地域によって異なり、最低2名以上で所有できます。
そのため、3ヵ月や半年といった長期間で別荘を利用することも可能です。
長期間にわたって別荘で生活を送りたい方や、別荘を貸し切ってリモートワークをしたい方におすすめです。
タイムシェア別荘のメリット
タイムシェア別荘は、購入前にメリットとデメリットを理解し、自分に合っているかどうかを検討することが重要です。
タイムシェア別荘のメリットは、以下の4つです。
- 初期費用・維持費を抑えられる
- メンテナンスや管理の手間を省ける
- 充実した施設やアメニティを利用できる
- 予約の柔軟性がある
それぞれ詳しく解説するので、参考にしてみてください。
初期費用・維持費を抑えられる
タイムシェアでは、複数の所有者が同じ施設を共有するため、購入や維持費用を分担できます。
もし別荘一棟を1人で所有する場合、土地と建物を合わせて数千万円〜数億円を負担しなければいけません。
別荘の購入費用を抑えようとすると立地や建物を妥協することになり、後悔する可能性もあります。
しかし、タイムシェア別荘であれば、数億円クラスの別荘でも少ない費用負担で所有可能です。
毎年リゾートや別荘に行く方にとっては、毎回予約して宿泊料を支払うよりもコストを抑えられる可能性があります。
メンテナンスや管理の手間を省ける
タイムシェアリゾートは通常、専門の管理会社によって運営されています。
自身の別荘を所有した場合、自ら清掃や設備のメンテナンスを行う必要があります。
自宅から別荘までの距離が遠ければ管理するのも一苦労ですし、別荘を使わない時期における災害面や防犯面における不安もあるでしょう。
しかし、タイムシェア別荘であれば、管理の手間や不安を払拭できます。
毎月、管理費の支払いは発生しますが、いつ訪れても万全の状態の別荘を利用できるのは大きなメリットでしょう。
充実した施設やアメニティを利用できる
タイムシェアリゾートでは、高品質のアメニティを提供していたり充実した施設を備えていたりします。
施設の一例は以下の通りです。
- プール
- ジム
- サウナ
- レストラン
- ゴルフコース など
これらの施設は滞在中は自由に利用できることが多く、別荘での暮らしがより特別なものになるでしょう。
予約の柔軟性がある
一部のタイムシェア別荘では、固定週の代わりに浮動週やポイント制を採用しており、利用する週や場所を柔軟に選ぶことが可能です。
働き方や生活スタイルの多様化によって、休暇日が固定されない方も増えてきました。
そのため、毎年の宿泊日が固定されるよりも、その都度予約できるほうが嬉しいと感じる方も多いでしょう。
浮動週やポイント制のタイムシェア別荘であれば、利用日が固定されないため、各々の生活スタイルに合わせて別荘を楽しむことが可能です。
また、ポイント制を導入している別荘であれば、ポイントを使って提携しているさまざまなリゾートに宿泊できるため、気分によって行き先を変更できます。
タイムシェア別荘のデメリット
タイムシェア別荘のデメリットには、以下の3つがあります。
- 予約が取りにくい場合がある
- 年会費や管理費が必要
- 長期滞在がしにくい
それぞれ詳しく解説します。
予約が取りにくい場合がある
長期休暇の時期や人気の施設は競争が激しく、希望日の予約が難しいことも少なくありません。
タイムシェア別荘の会員は優先的に予約が取れるように配慮されているものの、浮動週やポイント制の場合は予約が取りにくいこともあります。
予約のしやすさを判断するなら、希望通りの予約が実現できたかを図る「予約達成率」を確認しておきましょう。
例えば、弊社が運営するGrandeであれば予約達成率が95%前後ですので、比較的予約が取りやすい別荘だと判断できます。
予約達成率が不明な場合は、1棟や1室あたりの共有人数を目安にしてみましょう。
共有人数が数十人のように多い場合は、競争率が激しいため予約が困難になる可能性があります。
年会費や管理費が必要
タイムシェア別荘は、購入後も年間でまとまった金額を支払い続ける必要があります。
具体的には、以下の費用が発生します。
- 維持管理費
- 年会費
- ルームチャージ
年間にかかる費用もタイムシェア別荘によってさまざまで、数十万円〜数百万円ほどです。
また、人件費や不動産価値の高騰により、維持管理費が年々引き上げられる可能性もあります。
年間でかかる費用を考慮した上で、タイムシェア別荘の購入を検討しましょう。
長期滞在がしにくい
タイムシェア別荘は数人〜数十人でシェアするため、1ヵ月といったまとまった期間を連続して滞在するのは難しい傾向にあります。
占有日であれば希望した日程・期間の滞在が叶いますが、それ以外の日はほかのオーナーと重複することも考えられます。
そのため、タイムシェアは1〜3ヵ月以上の長期滞在を検討している方には不向きでしょう。
数ヵ月以上の滞在を考える方は、別荘を年間契約するか購入するほうがお得です。
>>別荘の維持費はいくら?年間費用や税金・管理費を抑える方法を解説
>>別荘暮らしの現実。移住前に検討したいメリット・デメリットを解説
>>別荘を持つメリット・デメリット|契約の流れや購入以外の選択肢も紹介
>>別荘購入で後悔するポイント|見落としがちな注意点、購入以外の選択肢も紹介
自分に合ったタイムシェア別荘を選ぶ方法
自分に合ったタイムシェア別荘を選ぶ方法は、以下の4つです。
- 利用目的を決める
- 予算を決める
- 利用できるリゾート施設を確認する
- レビューや評判を確認する
それぞれ詳しく解説します。
利用目的を決める
タイムシェア別荘を決める際は、どのように利用したいのかを明確にしましょう。
利用目的を決める際は、以下の項目を検討するのがおすすめです。
- 年間を通して何度利用したいか
- 誰と利用するのか(家族・夫婦・ペット・友人・社員・同僚など)
- どのようなアクティビティを楽しみたいのか
- どのようなロケーションを希望するのか(ビーチ・山岳地帯・都市部・温泉地)など
具体的な利用目的を明確にすることで、自分に合ったリゾート地や物件選びが可能です。
予算を決める
タイムシェア別荘には、初期費用・年会費・管理費・宿泊料など、さまざまな費用がかかります。
そのため、初期費用だけではなく、年間の予算を事前に決めておくことが重要です。
所有権タイプと利用権タイプ、固定週タイプと浮動週タイプなど、さまざまなタイプの費用を比較検討しましょう。
利用できるリゾート施設を確認する
タイムシェア別荘には、プライベートプールや温泉、サウナといった設備が備わっています。
より充実したリゾートライフを過ごすためにも、滞在中に利用できる施設内容を確認しておきましょう。
また、宿泊施設のサイズや併設された設備、アメニティなどの事前確認も大切です。
例えば家族連れの場合、子ども向けのアクティビティや広々したお庭がある別荘が適しているでしょう。
レビューや評判を確認する
購入の判断として、タイムシェア別荘のレビューや評判を調べることも重要です。
公式サイトに掲載されている写真や映像だけでは、わからない部分も多くあります。
実際の利用者の体験や意見を参考にして、自分に合ったタイムシェア別荘を選ぶようにしましょう。
国内の会員制リゾートならヴィラタイプ(villa)の「Grande(グランデ)」へ
出典:Grande(グランデ)公式サイト(Private Ocean Villa 藍水 -ransui-)
Grandeは、既存のリゾート施設では満足できない方のための全く新しいシェア別荘型リゾート会員権。
一棟をまるごと利用できるヴィラタイプの別荘で、プライベート空間のなかで極上のくつろぎを味わえます。
Grandeは利用権型であり、タイムシェアではなく独自のフローティング方式を採用。
ハイシーズンの予約を取りやすくする優先予約制度も導入しています。
タイムシェア別荘で問題となる「予約の取りにくさ」を解消していて、会員の予約達成率は95.5%を達成しているのが魅力です。
所有権型ではなく権利型のため低価格
リゾート会員権は、分譲マンションと同じように不動産を複数の会員で区分所有する「所有型」と、ゴルフ会員権のように所有権を持たず、利用する権利を購入する「権利型」に分けられています。
このうち、Grandeに関しては権利型を採用しているため、所有型のような以下のご負担は発生しません。
- 不動産取得税
- 固定資産税
- 住民税
- 火災保険料
- 法人市民税均等割
- 水道光熱費
- 管理費
- 修繕積立金
結果的に、年間のランニングコストを抑えながらも、贅沢なプライベート空間で優雅なひとときをお過ごしいただけます。
ファミリーや三世代、会社の福利厚生としても最適な定員6名以上のヴィラ(villa)が多数
出典:Grande(グランデ)公式サイト(Private Ocean Villa 藍水 -ransui-)
Grandeのヴィラは、ファミリーや三世代、会社の福利厚生としてもご利用いただけるよう、定員が6名以上や一棟貸し切りなどさまざまなタイプをご用意しております。
会員制リゾートの一室というと、スペースに限りがある点を懸念される方もいらっしゃいます。
Grandeであれば占有面積が広いため、ご夫婦だけでなく、お子さま・お孫さまの代までゆったりとおくつろぎいただけるのが特長です。
温泉・サウナ・ドッグラン付きなど充実の設備
出典:Grande(グランデ)公式サイト(Private Ocean Villa 藍水 -ransui-)
Grandeのヴィラは、ご家族の一員であるペットと過ごす時間も大切にしています。
例えば、上の画像「Private Ocean Villa 藍水 -ransui-」では、プライベートドッグラン付きもご用意しており、愛犬家からも大変好評いただいています。
さらに、各棟には8m×3mの大型プライベートプールを完備し、周囲を気にせずにご家族での時間を楽しめるのが特長です。
出典:Grande(グランデ)公式サイト(Private Ocean Villa 藍水 -ransui-)
各部屋には、鴨川市に湧き出る鴨川温泉を配湯しており、絶景を堪能しながら、疲れを癒せます。
このように、Grandeのヴィラはご家族様・ペット同伴のお客様に対して、極上の時間をお届けできるのが最大の魅力です。
新規施設も続々オープン予定!広がり続ける別荘ネットワーク
出典:弊社Grande資料より
Grandeのヴィラには、以下のタイプがあり、目的に応じたさまざまな選択肢をご用意しております。
- ラグジュアリーヴィラ
- カジュアルヴィラ
- ドッグフレンドリーヴィラ
- オーベルジュヴィラ
さらに、2025年にはヴィラを中心に約70棟の新規施設をオープン予定となっており、全国にそのネットワークを拡大中です。(2025年1月時点の情報)
■2025年オープン予定
- Grande Doggy’s Resort Tochigi Nikko
- 星音 箱根別墅
- 星音 富良野別墅
- 星音 那須別墅 など
体験宿泊や資料請求をご希望のお客様はこちら
現在、Grandeのシェア別荘型リゾート会員権を検討中のお客様に、関東圏・関西圏でそれぞれ1泊2食付きの体験宿泊の場を設けております。
他社リゾート会員権と比較したいお客様にも好評いただいておりますので、ぜひこの機会にご検討ください。
体験宿泊や資料請求をご希望のお客様は、以下のリンクよりお申し込みください。
また、以下の通りお電話でのお問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
TEL:03-6712-8934(10:00~18:00 年中無休)
これまでGrandeは、不動産を所有しない権利型のヴィラを展開してまいりました。
しかし、このたび新コンセプトとして権利型ではなく所有型の「Residence Villa」を開業いたしました。(新規施設拡大中)
ホテルの一室やワンフロアではなく、ラグジュアリーな一棟貸しのヴィラが最大の特長で、予定が立てやすい完全利用保証や収益を得られる貸出制度も用意されています。
興味のある方は、権利型と合わせてお問い合わせください。
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