「老後は自然の豊かな地域に別荘を建てて、ゆったりと暮らしたい」
「老後の別荘暮らしのメリットとデメリットを知りたい」
子どもが独立したことで夫婦時間が増え、充実した老後生活のために別荘の購入を検討している方もいるのではないでしょうか。
老後に別荘を所有することで、自然に囲まれた環境で落ち着いた時間を過ごせて、新たな友人を作る機会もできるでしょう。
ただし、別荘の選び方を間違えると、日常生活が不便で困ったり、想像以上に維持管理に手間と費用がかかったりします。
そのため、老後に別荘暮らしをする際のデメリットやポイントを理解した上で、別荘を探すことが重要です。
本記事では、老後の別荘暮らしのメリットとデメリット、別荘暮らしに欠かせないポイントなどを解説します。
目次
老後の別荘暮らしのメリット
老後の別荘暮らしのメリットとして、以下の内容が挙げられます。
- 自然に囲まれた環境でリラックスして暮らせる
- 自然を眺めたりアウトドアを行ったりすることで、健康維持に役立つ
- 新しい友人や知り合いを作る機会になる
別荘地は自然に囲まれた静かな場所にあることが多く、都会の喧騒を離れリラックスした毎日を過ごせるでしょう。
また、自然豊かな環境で生活することは、健康面においてよい効果をもたらすとされています。
環境省の「データで見る国立公園の健康効果とは?」によると、森林浴が自然免疫に重要なNK細胞の活性化につながること、ストレスホルモンが13%減少することがわかっています。
さらに、別荘地には同じような趣味やライフスタイルを持つ人々が集まる傾向です。
地域のイベントやアクティビティに参加することが、新しい友人や知り合いを作る機会になるでしょう。
老後の別荘暮らしで留意すべきデメリット
老後の別荘暮らしで留意すべきデメリットは、以下の通りです。
- 交通の便が悪い
- 生活の利便性が下がる
- 病院が遠く、受けられる治療が限られる
- 維持費がかかる
- 管理に負担がかかる
別荘暮らしのデメリットにも目を向けることが大切ですので、ぜひ読み進めてください。
交通の便が悪い
別荘地は、人里離れた山間や海岸沿いにあることが多く、交通の便が悪いというデメリットがあります。
別荘の周りでは、バスや電車などの公共交通機関が少ないケースも珍しくありません。
たとえ公共交通機関を利用できたとしても、駅やバス停から遠い可能性が高く、生活するのに車は欠かせないでしょう。
なお、車が必要な別荘地に住むと、高齢になり車が運転できなくなったときに困ってしまいます。
必要なときにすぐに出かけられないですし、タクシー代がかさむことも考えられます。
このことから、公共交通機関が整備されていて、車を使わずに暮らせる都心のほうが不便なく暮らせるかもしれません。
生活の利便性が下がる
別荘地の周りには、コンビニやスーパー、ドラックストア、レストランなどの店舗が少ないため、生活の利便性が下がる可能性があります。
ちょっとした買い物をしに出かけたり、役所や郵便局で行政サービスを受けたりするだけでも、遠方まで移動する必要があるでしょう。
また、別荘地からお店や施設までの距離が遠い場合、行き帰りに時間がかかります。
買い物や必要な用事を済ませるだけでも、1日がかりになることも考えられるでしょう。
一方の都心であれば、徒歩圏内のレストランでご飯を食べられて、家にいながらデリバリーを注文することも可能です。
別荘地に住む場合は、今までの便利な暮らしが一変すると考えておきましょう。
病院が遠く、受けられる治療が限られる
別荘地は、都心に比べて病院の数が限られています。
最寄りの病院までの距離が遠く、そもそも受けられる治療が制限されることもあります。
特に定期的な通院が必要な方の場合、通院の時間と体力を考慮しなければなりません。
さらに、突然の体調不良や怪我の場合、すぐに医療機関を受診できない可能性もあります。
例えば、車を持っていない場合、以下のようにタクシーを使って病院まで向かう必要があります。
- タクシー会社に連絡する
- 30分かけて、別荘までタクシーに迎えに来てもらう
- 30分かけて、タクシーで病院へ向かう
また、別荘地は通院に時間がかかるだけではなく、都市部と比べて専門医療機関の数が多くありません。
高度な医療を受ける必要がある場合は、都市部まで移動する必要があります。
維持費がかかる
近年は人気別荘地で中古物件が安く売買されていることも多く、別荘を購入しやすくなりました。
しかし、別荘で暮らす際の維持費も考慮しなければなりません。
具体的な維持費として、以下の項目があります。
維持管理にかかる費用 |
・電気料金 ・ガス料金 ・上下水道料 ・通信費 ・火災保険料 ・修繕費 |
維持管理にかかるその他費用 |
・修繕積立金 ・交通費 ・娯楽費 |
税金 |
・固定資産税 ・住民税 ・都市計画税 |
別荘に温泉がある場合は温泉基本料や使用料を払う必要がありますし、地主から土地を借りて別荘を建てる場合は借地料も支払います。
>>別荘の維持費はいくら?年間費用や税金・管理費を抑える方法を解説
管理に負担がかかる
別荘は一般的な住宅に比べると、管理に手間がかかる点もデメリットといえるでしょう。
50代や60代のうちは気にならなくても、年を重ねるごとに、メンテナンスや清掃が大きな負担になる可能性があります。
例えば、雪が多く降り寒さの厳しいエリアでは、暖房器具の一つとして薪ストーブを設置している別荘があります。
薪を燃やすだけで家全体があたたまり、別荘の雰囲気もよくなるため、人気のアイテムです。
しかし、定期的な煙突の掃除をはじめ、薪の調達・運搬・保管などの維持管理面も考えておかなければなりません。
煙突の掃除や薪の運搬を業者に依頼することも可能ですが、依頼料金が発生します。
このように、別荘ならではの維持管理の大変さがあります。
資産にならない可能性がある
別荘地は、都市部と比べて人口流出が顕著な場合が多く、購入時よりも不動産価格が下落する可能性があります。
別荘地を資産として所有しても、購入時よりも低い価格でしか売却できないケースは珍しくありません。
子どもに別荘を相続してほしいと考える家庭もありますが、管理や費用面を考慮すると、かえって子ども達に負担をかける可能性があるのです。
>>別荘暮らしの現実。移住前に検討したいメリット・デメリットを解説
>>別荘を持つメリット・デメリット|契約の流れや購入以外の選択肢も紹介
>>別荘購入で後悔するポイント|見落としがちな注意点、購入以外の選択肢も紹介
>>別荘地に移住するメリット・デメリット|定住前に考慮すべきポイントを解説
老後の別荘暮らしに欠かせないポイント
老後の別荘暮らしを快適に過ごすには、以下6つのポイントを満たすことが重要です。
- 交通機関の利便性が高い
- 医療機関や福祉施設が充実している
- スーパーやドラックストアなどの頻繁に行く店舗へのアクセスがよい
- 老後の趣味や理想の暮らしが実現できる
- 数年先も暮らしやすい物件
- 予算に合っている
それぞれ詳しく解説します。
交通機関の利便性が高い
別荘を選ぶ際は、交通機関の利便性に注目しましょう。
交通機関が少なく、駅やバス停から別荘までの距離が遠すぎると、日々の移動が困難です。
車を持たない場合や将来的に運転が難しくなる可能性を考慮して、電車やバスなどの公共交通機関でアクセスできる場所を選ぶことをおすすめします。
また、買い物や通院で利用できる送迎サービスがある場所を選ぶのもよいでしょう。
医療機関や福祉施設が充実している
健康に不安を抱える方が多い老後の生活において、医療機関や福祉施設の充実度は重要なポイントです。
別荘周辺に病院や診療所があるか、専門医療機関へのアクセスは容易かどうかを確認しておきましょう。
また、将来的に介護が必要になった場合に備え、介護施設や福祉サービスの充実度も確認する必要があります。
医療施設や介護施設が付近や町内にない場合は、ほかの別荘地をあらためて検討してみましょう。
スーパーやドラックストアなどの頻繁に行く店舗へのアクセスがよい
老後の別荘暮らしでは、スーパーやドラッグストアなど、日常の買い物に必要な店舗が別荘地周辺に十分にあることもポイントです。
スーパーやドラッグストア以外には、コンビニや郵便局、銀行、役場までのアクセスも確認しておきましょう。
老後の趣味や理想の暮らしが実現できる
別荘でどのような生活を送りたいかを具体的にイメージし、そのイメージに合致する場所を選びましょう。
自然豊かな別荘地であれば、ハイキングやトレッキング、家庭菜園、魚釣りなどの趣味を楽しめます。
ハイキングをしたい場合は、海沿いよりも山間部にある別荘が適切ですし、家庭菜園をしたい場合は、気候や風土も考慮して選ぶ必要があります。
一方、美術鑑賞やグルメなどの趣味を楽しみたい場合は、田舎の別荘地は向かないかもしれません。
老後の暮らしを具体的に想定した上で、適切な別荘地を選びましょう。
数年先も暮らしやすい物件
別荘を探す際は、立地だけでなく、物件そのものが長期的にみて暮らしやすいかどうかを考えましょう。
老後の暮らしやすさを見極めるポイントは、以下の通りです。
- バリアフリー:身体的な制限がある場合は、バリアフリーの別荘を選ぶ
- 広さ:1人で過ごすことが多い場合は、小さくて手入れが簡単な別荘を選ぶ
- 設備:必要な設備(キッチン、浴室、トイレなど)が整っている別荘を選ぶ
物件選びでは、5年・10年先の将来を踏まえて考えるのがポイントです。
今は不要でも、「バリアフリーの設備があるか」「老後の生活に適した広さか」までイメージすることが大切です。
予算に合っている
別荘購入にあたって、必ず考慮したいのが予算です。
50代や60代の方が別荘を購入する場合は、住宅ローンを組むよりも現金で購入するケースが多いでしょう。
最初に発生する購入費用だけでなく、維持管理費や修繕費、光熱費、交通費などのランニングコストも考慮する必要があります。
別荘地は、都心の物件に比べると維持管理やメンテナンスに費用がかかるケースも珍しくありません。
不動産会社に相談して年間のランニングコストや近隣事例を確認し、予算内に収まるかどうかを判断しましょう。
>>別荘の維持費はいくら?年間費用や税金・管理費を抑える方法を解説
>>別荘にかかる固定資産税の計算方法を解説|税金を抑える方法も紹介
老後の別荘暮らしなら「会員制リゾート」がおすすめ
会員制リゾートとは、会員のオーナーとその家族・ゲストだけが利用できるリゾート施設のことです。
会員制リゾートは、別荘を購入するよりも負担なく別荘暮らしを楽しみたい方におすすめです。
利便性の高い都心に拠点を持ちつつ、月1回や年数回ほど会員制リゾートで過ごすという暮らし方は、老後を快適かつ不安なく過ごす上で妥当な選択肢といえるでしょう。
会員制リゾートの特徴4つを詳しく解説します。
ランニングコストを抑えられる
会員制リゾートは、購入型の別荘と比べて、ランニングコストを抑えられる点がメリットといえます。
別荘1棟を1人で購入するわけではなく、複数のオーナーで共同所有するのが一般的です。
そのため、固定資産税や修繕費などの費用を会員で分担できて、購入型別荘よりも費用負担が軽くなります。
管理の負担がない
会員制リゾートは、物件の管理を運営会社に任せられる点がメリットです。
清掃やメンテナンスなどの管理業務は運営会社が行うため、オーナーが管理をする必要はありません。
ただ、管理をリゾートホテル側に任せるため、宿泊時には費用がかかります。
必要な施設やサービスが充実している
会員制リゾートは、施設やサービスが充実している点が魅力です。
例えば、レストランや温泉、プール、ルームサービスなど、リゾートライフを満喫する上で必要な施設が充実しています。
さまざまなエリアを楽しめる
会員になると、全国にあるさまざまなエリアにある提携リゾートに宿泊できます。
気分や目的に合わせて、山間部や海沿い、温泉地など行き先を変えることで、毎回違った楽しみ方ができるでしょう。
また、会員同士の交流イベントも開催されており、新たな出会いや楽しみを見つけることも可能です。
会員制リゾート第三の選択肢ならヴィラ(villa)タイプの「Grande(グランデ)」へ
出典:Grande(グランデ)公式サイト(プライベートオーシャン ヴィラ 藍水)
Grandeは、既存のリゾート施設では満足できない方のための全く新しいシェア別荘型リゾート会員権。
プライベート空間を重視し、極上のくつろぎを味わえる以下の特長が強みです。
所有権型ではなく権利型のため低価格
リゾート会員権は、分譲マンションと同じように不動産を複数の会員で区分所有する「所有型」と、ゴルフ会員権のように所有権を持たず、利用する権利を購入する「権利型」に分けられています。
このうち、Grandeに関しては権利型を採用しているため、所有型のような以下のご負担は発生しません。
- 不動産取得税
- 固定資産税
- 住民税
- 火災保険料
- 法人市民税均等割
- 水道光熱費
- 管理費
- 修繕積立金
結果的に、年間のランニングコストを抑えながらも、贅沢なプライベート空間で優雅なひとときをお過ごしいただけます。
ファミリーや三世代、会社の福利厚生としても最適な定員6名以上のヴィラ(villa)が多数
出典:Grande(グランデ)公式サイト(プライベートオーシャン ヴィラ 藍水)
Grandeのヴィラは、ファミリーや三世代、会社の福利厚生としてもご利用いただけるよう、定員が6名以上や一棟貸し切りなどさまざまなタイプをご用意しております。
会員制リゾートの一室というと、スペースに限りがある点を懸念される方もいらっしゃいます。
Grandeであれば占有面積が広いため、ご夫婦だけでなく、お子さま・お孫さまの代までゆったりとおくつろぎいただけるのが特長です。
温泉・サウナ・ドッグラン付きなど充実の設備
出典:Grande(グランデ)公式サイト(プライベートオーシャン ヴィラ 藍水)
Grandeのヴィラは、ご家族の一員であるペットと過ごす時間も大切にしています。
例えば、上の画像「プライベートオーシャン ヴィラ 藍水」では、プライベートドッグラン付きもご用意しており、愛犬家からも大変好評いただいています。
さらに、各棟には8m×3mの大型プライベートプールを完備し、周囲を気にせずにご家族での時間を楽しめるのが特長です。
出典:Grande(グランデ)公式サイト(プライベートオーシャン ヴィラ 藍水)
各部屋には、鴨川市に湧き出る鴨川温泉を配湯しており、絶景を堪能しながら、疲れを癒せます。
このように、Grandeのヴィラはご家族様・ペット同伴のお客様に対して、極上の時間をお届けできるのが最大の魅力です。
新規施設も続々オープン予定!広がり続ける別荘ネットワーク
出典:弊社Grande資料より
Grandeのヴィラには、以下のタイプがあり、目的に応じたさまざまな選択肢をご用意しております。
- ラグジュアリーヴィラ
- カジュアルヴィラ
- ドッグフレンドリーヴィラ
- オーベルジュヴィラ
さらに、2025年にはヴィラを中心に約70棟の新規施設をオープン予定となっており、全国にそのネットワークを拡大中です。(2025年1月時点の情報)
■2025年オープン予定
- Grande Doggy’s Resort Tochigi Nikko
- 星音 箱根別墅
- 星音 富良野別墅
- 星音 那須別墅 など
体験宿泊や資料請求をご希望のお客様はこちら
現在、Grandeのシェア別荘型リゾート会員権を検討中のお客様に、関東圏・関西圏でそれぞれ1泊2食付きの体験宿泊の場を設けております。
他社リゾート会員権と比較したいお客様にも好評いただいておりますので、ぜひこの機会にご検討ください。
体験宿泊や資料請求をご希望のお客様は、以下のリンクよりお申し込みください。
また、以下の通りお電話でのお問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
TEL:03-6712-8934(10:00~18:00 年中無休)
これまでGrandeは、不動産を所有しない権利型のヴィラを展開してまいりました。
しかし、このたび新コンセプトとして権利型ではなく所有型の「Residence Villa」を開業予定です。
ホテルの一室やワンフロアではなく、ラグジュアリーな一棟貸しのヴィラが最大の特長で、予定が立てやすい完全利用保証や収益を得られる貸出制度も用意されています。
興味のある方は、権利型と合わせてお問い合わせください。
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