「リゾート会員権は売りたくても売れない」という声を聞いて、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
中古で販売しているリゾート会員権のなかには、長期間売れずに残っていたり、新規価格の3分の1程度で売られていたりするものもあります。
そのためリゾート会員権は、ライフスタイルの変化や相続を考慮し、将来的な売却の可能性を検討した上で購入することが大切です。
本記事では、リゾート会員権の概要や購入前に押さえたいポイント、後悔しないリゾート会員権の選び方などを詳しく解説します。
記事後半では、全国各地に施設を展開している、権利型の会員制リゾート「Grande」を紹介しているので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
リゾート会員権とは
リゾート会員権とは、会員とその家族や友人が、対象の会員制ホテルやヴィラおよび併設された設備を利用できる権利のことです。
会員権を所有している方でなければ利用できないため、特別感とプライベート感を味わえます。
また、全国各地に系列施設を有するリゾートの会員になれば、旅行のたびに場所を変えられる点も魅力の一つです。
さまざまなリゾート地を楽しみたい方にとっては、別荘を所有するよりも魅力的に感じられるでしょう。
リゾート会員権の種類
リゾート会員権の権利形態には、以下のように、主に利用権型と所有権型があります。
利用権型 | 所有権型 | |
概要 | ・リゾート施設を利用できる権利を購入するタイプ ・不動産を所有するわけではない | ・リゾート施設の1室または1棟を購入し、不動産を所有するタイプ ・複数オーナーで1室または1棟を所有するタイプが多い |
メリット | ・購入費用が所有権型に比べて安い ・不動産取得税や固定資産税、火災保険料などがかからない ・売却できないリスクが少ない | ・資産になる ・確実に宿泊できる宿泊可能日がある |
デメリット | ・人気の施設では予約が取りにくいケースもある ・資産にはならない(譲渡や相続は可能) | ・購入費用が高い ・不動産取得税や固定資産税、火災保険料がかかる ・売却できないリスクがある |
利用権型は、不動産そのものではなく、リゾート施設を利用する権利を所有します。
不動産を所有するわけではないため、購入費用が安くランニングコストを抑えることも可能です。
一方、所有権型は物件そのものを購入し所有するので、購入価格が高くなり、毎年のランニングコストも高い傾向にあります。
コスト面での負担が利用権型よりも大きくなりますが、豪華なリゾートホテルやヴィラを不動産として所有でき、資産になるというメリットがあります。
>>リゾート会員権にはどんなメリットとデメリットがある?選ぶポイントも紹介
リゾート会員権を購入する際に押さえたいポイント
リゾート会員権を購入する際に押さえたいポイントは、以下の6つです。
- 信頼できる会社が運営しているか
- 販売業者によって価格差がある
- 購入にあたり発生する費用の内訳や条件等
- 購入後のランニングコスト
- 将来的に売却できる見込みはありそうか
- 売却する際は別途費用がかかる
それぞれ詳しく解説します。
信頼できる会社が運営しているか
リゾート会員権を検討する際は、運営会社が過去にトラブルを起こしていないか、会社の業績や規模に問題はないかなど会社の信頼性を確認しましょう。
信頼性を確認する際には、会社のホームページやSNSで利用者の体験・口コミを確認してみるのもおすすめです。
また、運営会社が自社販売するのではなく、不動産仲介会社が取り扱うケースもあります。
自社販売にしろ仲介にしろ、リゾート会員権の種類が所有型の場合は、宅地建物取引業免許の有無に注目しましょう。
所有型は「不動産」の売買に該当するため宅地建物取引業法上、免許を所持していなければ取引できません。
所有型にもかかわらず無免許の業者は違法業者ですので、絶対に取引をしないようにしましょう。
販売業者によって価格差がある
リゾート会員権を販売しているのは運営会社と不動産仲介会社のいずれかですが、販売業者によって金額差があることを把握しておきましょう。
運営会社の場合は、部屋のグレードによって価格が異なります。
一方、不動産仲介会社の販売する中古のリゾート会員権では、売主のつけた値段が価格になります。
つまり、同じ施設・同じグレードの部屋であっても、売主によって価格差が生じるということです。
不動産仲介会社からリゾート会員権を購入する場合は、販売中の会員権と金額差を比較・検討し、購入へと進むようにしましょう。
なお、不動産仲介会社経由で購入する際は、売主への金額交渉ができるケースもあります。
購入にあたり発生する費用の内訳や条件等
リゾート会員権を購入する際は、会員権価格に加えて、入会金や保証金の支払いが発生するケースも珍しくありません。
また、不動産そのものを購入する所有型の場合は、購入時に以下のような諸費用もかかります。
- 登録免許税(新築の場合:所有権保存登記、中古の場合:所有権移転登記)
- 不動産取得税
- 印紙税
- 司法書士への報酬
- 仲介手数料(不動産仲介会社を利用した場合)
- 火災保険料 など
入会金・保証金の取り扱いは各社異なり、諸費用も会員権の価格や種類によって変わります。
そのため、購入時にかかる費用の内訳や会員権の条件を細かく確認するのが大切です。
もしも、入会金や保証金を明確に提示せずに購入者を募集している会社であれば、購入を見送るほうが賢明でしょう。
購入後のランニングコスト
リゾート会員権は、購入時だけではなく、購入後にも毎年一定のコストがかかります。
発生するランニングコストはリゾート会員権の種類により、以下のように異なります。
所有型 | 権利型 |
|
|
上記の費用はあくまで一例で、リゾート会員権によって異なるのでよく確認しましょう。
将来的に売却できる見込みはありそうか
リゾート会員権を購入する際には、将来的に売却する可能性まで考慮して検討しましょう。
例えば、子どもが独り立ちし会員制リゾートを使用する機会が少なくなったり、ランニングコストが大きな負担になったりして、手放す方も少なくありません。
また、相続できると言っても、売却できないリゾート会員権は相続人の負担になってしまいます。
そのため、都心からのアクセスのよさやほかの会員制リゾートにはない特別感など、将来的に売却できる見込みを考慮しつつ慎重に選ぶようにしましょう。
不動産を所有することに不安を感じる方は、権利型のリゾート会員権がおすすめです。
売却する際は別途費用がかかる
リゾート会員権は、売却するときにも以下のような費用がかかります。
- 年会費の月割り金額
- 仲介手数料
- 印紙税
- 譲渡所得税(利益が出た場合)
年会費の扱い方は、運営会社によって異なるため確認が必要です。
仲介手数料や印紙税は、購入時と同じように発生します。
譲渡所得税は、売却金額が購入時の価格よりも高くなり、利益が発生した際に発生する税金です。
売却を進める際には、事前に不動産仲介会社に売却費用の内訳を確認してみましょう。
後悔しないリゾート会員権の選び方
後悔しないリゾート会員権の選び方は、以下の4つです。
- 全国各地のリゾートが楽しめるか
- 価格は妥当か
- 退会・売却条件などは適切か
- 体験宿泊が可能か
それぞれ詳しく解説します。
全国各地のリゾートが楽しめるか
全国各地に施設を展開している会員制リゾートであれば、ライフスタイルの変化や旅行目的に合わせて行き先を変えられます。
エリアが限られていたり、施設が少なかったりすると、飽きる可能性があります。
子どもと旅行を楽しみたくても、子どもから「また同じところなの?」と言われるかもしれません。
全国各地のリゾート施設を利用できれば、飽きることなく楽しめるので、リゾート会員権を無駄にせずに長期的に活用できます。
さらに、全国各地のリゾートを楽しめる会員権は需要も高いため、売却に関する心配も少なくなるでしょう。
価格は妥当か
リゾート会員権を購入する際は、販売価格が妥当かどうか・ランニングコストも含めて予算にあっているかを確認しましょう。
以下の会員制リゾート3社の販売価格と年会費を比較したので、参考にしてみてください。
名称 | 会員権の種類 | 販売価格 | 年会費 |
権利型 | 380万円〜 | 10万円 | |
所有型 | 【エクシブ湯河原離宮】 622万円〜3,860万円 【エクシブ六甲サンクチュアリ・ヴィラ】 2,025万円〜3,820万円 【エクシブ鳥羽別邸】 590万円〜3,660万円 | 10~30万円(施設や部屋のグレード・契約内容によって変動あり) | |
権利型と所有型どちらかを選べる | 165万円〜2,740万円/1口 | 10〜20万円(施設や部屋のグレード・契約内容によって変動あり) |
※2025年1月時点
会員権の種類や施設の内容などによって、販売価格と年会費は異なります。
例えば、所有型よりも権利型のほうが、販売価格は安くなりがちです。
また同じ所有型でも、運営会社や施設の内容、エリア、立地によって金額に大きな差が生まれることも珍しくありません。
自身の購入予算と希望する設備の有無、会員権の種類などを基に検討してみてください。
同時に年会費や施設利用料、交通費なども含めて年間維持費を算出し、予算に合うかどうかを確認しましょう。
なお、より高級路線のリゾート会員権であれば、一人あたりの購入金額が億を超えることもあります。
そのため、相場より高いことは適正業者でも十分考えられますが、安すぎる場合は注意が必要です。
施設やサービスの質が低いか、宿泊数が非常に限定されている可能性があるからです。
本項で紹介している3社を参考にし、新規販売であまりにも安すぎるリゾート会員権であれば、会員権の内容や施設自体をしっかり確認することをおすすめします。
退会・売却条件などは適切か
リゾート会員権を購入する前に、退会・売却条件が適切かどうかを確認しましょう。
なかにはリゾート会員権を手放したい場合、自ら譲渡先を探さなければならない場合もあります。
手放す場合には、家族・友人への譲渡や第三者への売却が必要ですが、リゾート施設のなかには、第三者への売却を認めていないケースもあります。
また、家族・友人に譲渡する際にも審査と名義変更手数料がかかり、いざ手放そうと考えてもスムーズにいかないケースも少なくありません。
このようにリゾート会員権は、退会に手間がかかったり、売却条件が厳しかったりする場合もあるので注意が必要です。
将来的な退会や売却まで見据えて、リゾート会員権を選びましょう。
体験宿泊が可能か
リゾート会員権のなかには、体験宿泊が可能な会社がいくつかあります。
後悔しないためにも、リゾート会員権購入前に体験宿泊に参加するのがおすすめです。
体験宿泊をすることで、実際の使い心地や室内の快適度、テラスからの景色などを把握でき、施設のメリットだけでなくデメリットにも気づけます。
そのため、納得した上でリゾート会員権の購入ができるでしょう。
また、当メディア運営元の株式会社にしがきが展開する「Grande」でも、極上のひとときを体験できるプランを用意しているので、ぜひ一度、宿泊してみてください。
>>おすすめのリゾート会員権7つを比較!ヴィラ(villa)タイプ「Grande(グランデ)」も紹介
全国各地に施設あり!リゾート会員権ならGrande(グランデ)
出典:Grande(グランデ)公式サイト(Private Ocean Villa 藍水 -ransui-)
「リゾート会員権を買うなら無駄なく楽しみたい!」そんな方におすすめなのが、権利型のGrandeです。
Grandeはプライベート空間を重視し、極上のくつろぎを味わえる、新しいシェア別荘型リゾート会員権で、以下の特長が強みです。
所有権型ではなく権利型のため低価格
リゾート会員権は、分譲マンションと同じように不動産を複数の会員で区分所有する「所有型」と、ゴルフ会員権のように所有権を持たず、利用する権利を購入する「権利型」に分けられています。
このうち、Grandeに関しては権利型を採用しているため、所有型のような以下のご負担は発生しません。
- 不動産取得税
- 固定資産税
- 住民税
- 火災保険料
- 法人市民税均等割
- 水道光熱費
- 管理費
- 修繕積立金
結果的に、年間のランニングコストを抑えながらも、贅沢なプライベート空間で優雅なひとときをお過ごしいただけます。
ファミリーや三世代、会社の福利厚生としても最適な定員6名以上のヴィラ(villa)が多数
出典:Grande(グランデ)公式サイト(Private Ocean Villa 藍水 -ransui-)
Grandeのヴィラは、ファミリーや三世代、会社の福利厚生としてもご利用いただけるよう、定員が6名以上や一棟貸し切りなどさまざまなタイプをご用意しております。
会員制リゾートの一室というと、スペースに限りがある点を懸念される方もいらっしゃいます。
Grandeであれば占有面積が広いため、ご夫婦だけでなく、お子さま・お孫さまの代までゆったりとおくつろぎいただけるのが特長です。
温泉・サウナ・ドッグラン付きなど充実の設備
出典:Grande(グランデ)公式サイト(Private Ocean Villa 藍水 -ransui-)
Grandeのヴィラは、ご家族の一員であるペットと過ごす時間も大切にしています。
例えば、上の画像「Private Ocean Villa 藍水 -ransui-」では、プライベートドッグラン付きもご用意しており、愛犬家からも大変好評いただいています。
さらに、各棟には8m×3mの大型プライベートプールを完備し、周囲を気にせずにご家族での時間を楽しめるのが特長です。
出典:Grande(グランデ)公式サイト(Private Ocean Villa 藍水 -ransui-)
各部屋には、鴨川市に湧き出る鴨川温泉を配湯しており、絶景を堪能しながら、疲れを癒せます。
このように、Grandeのヴィラはご家族様・ペット同伴のお客様に対して、極上の時間をお届けできるのが最大の魅力です。
新規施設も続々オープン予定!広がり続ける別荘ネットワーク
出典:弊社Grande資料より
Grandeのヴィラには、以下のタイプがあり、目的に応じたさまざまな選択肢をご用意しております。
- ラグジュアリーヴィラ
- カジュアルヴィラ
- ドッグフレンドリーヴィラ
- オーベルジュヴィラ
さらに、2025年にはヴィラを中心に約70棟の新規施設をオープン予定となっており、全国にそのネットワークを拡大中です。(2025年1月時点の情報)
■2025年オープン予定
- Grande Doggy’s Resort Tochigi Nikko
- 星音 箱根別墅
- 星音 富良野別墅
- 星音 那須別墅 など
体験宿泊や資料請求をご希望のお客様はこちら
現在、Grandeのシェア別荘型リゾート会員権を検討中のお客様に、関東圏・関西圏でそれぞれ1泊2食付きの体験宿泊の場を設けております。
他社リゾート会員権と比較したいお客様にも好評いただいておりますので、ぜひこの機会にご検討ください。
体験宿泊や資料請求をご希望のお客様は、以下のリンクよりお申し込みください。
また、以下の通りお電話でのお問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
TEL:03-6712-8934(10:00~18:00 年中無休)
これまでGrandeは、不動産を所有しない権利型のヴィラを展開してまいりました。
しかし、このたび新コンセプトとして権利型ではなく所有型の「Residence Villa」を開業いたしました。(新規施設拡大中)
ホテルの一室やワンフロアではなく、ラグジュアリーな一棟貸しのヴィラが最大の特長で、予定が立てやすい完全利用保証や収益を得られる貸出制度も用意されています。
興味のある方は、権利型と合わせてお問い合わせください。
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