「たまには自宅でも職場でもない場所へ行き、非日常を味わって癒やされたい」と考える方もいるでしょう。
美しい自然ときれいな景色、そして静かな環境が満喫できる別荘があれば、安らげる第2の拠点になります。
ただ、別荘購入には多額の資金が必要で、別荘を使わないオフシーズンも定期的に維持管理をしなければ劣化が早まります。
そこでおすすめなのが「賃貸タイプ」です。
賃貸タイプなら別荘の管理を管理会社が行うため、利用者は賃料を支払うだけで済み、毎回違う別荘を試すことも可能です。
この記事では、賃貸タイプの別荘のメリット・デメリットおよび賃貸タイプの別荘の選び方について解説します。
目次
賃貸タイプの別荘とは
賃貸タイプの別荘とは、賃貸アパートや賃貸マンションと同じように、賃貸契約を締結して賃料を支払って利用する別荘のことです。
別荘はメインの住宅ではないため、数日から数ヵ月の短期滞在になることがほとんどです。
そのため、数日の短期から数年の長期まで、物件や管理会社によってさまざまな契約期間が用意されています。
賃貸タイプの別荘は、契約時の利用ニーズやその方のライフスタイルに合わせて別荘を利用できるという、自由度の高さが特徴です。
2拠点生活(リモートワーク・週末移住など)や創作活動のアトリエなど、生活圏から離れて没入できる空間を確保するのに便利です。
また、賃貸タイプの別荘なら契約をして賃料を払っている期間は独占的に使用でき、使用するたびに事前予約をする必要もありません。
賃貸別荘を利用するメリット
別荘を購入せずに賃貸タイプの別荘を選ぶメリットは下記のとおりです。
- 多額の資金を用意しなくても利用できる
- エリアや物件を柔軟に選べる
- 不要になったら気軽に手放せる
- 管理や修繕などの手間がかからない
- 投資リスクを回避できる
多額の資金を用意しなくても利用できる
賃貸の場合は、比較的低い初期投資で利用できるのが魅力です。
一般的には、賃貸借契約締結時に初期費用として賃料の2〜5ヵ月分の費用がかかります。
初期費用の内訳は以下のとおりです。
- 敷金・礼金
- 前払い賃料
- 火災保険料
- 仲介手数料
賃貸タイプの別荘なら、毎月の賃料支払いのみで別荘が利用できるため、まとまった資金がない方でも気軽に別荘やセカンドハウス暮らしが手に入ります。
一方で別荘を購入する場合、別荘を保有し続けるためには維持管理費用がかかります。
例えば、庭の樹木の剪定や別荘の内外の修繕の費用、毎年の固定資産税、毎月の電気・ガス・水道代、業者に管理を任せるなら管理委託料が必要です。
賃貸なら、これらの維持管理費用が毎月の賃料に含まれているため、別途支払う必要がなくなります。
エリアや物件を柔軟に選べる
賃貸タイプの別荘は、行きたい場所や別荘の利用目的に応じて物件を選べます。
そのため、気分や好みが変わった際に新しいエリアの物件への変更が容易です。
一方で別荘を購入すると、その別荘がある場所に行き先が拘束されてしまいます。
そのため、自由度という点では購入より賃貸タイプの別荘のほうが優れています。
別荘を購入する際には、まずその付近の賃貸タイプの別荘に住んでみて、そのエリアが自分に合うとわかってから別荘を購入する流れもおすすめです。
不要になったら気軽に手放せる
別荘を購入した場合、不要になったときに売却の手続きをしなければいけません。
また、納得いく価格で売却するために、情報収集をしたり交渉したりする手間がかかります。
しかし賃貸なら、解約時に借りていた別荘を返還するだけです。
使用状況が悪い場合のみ、別途修繕費を負担する程度で済みます。
管理や修繕などの手間がかからない
別荘の所有者は、管理やメンテナンスにかかる費用を必ず負担し、セキュリティについても自己責任を負います。
一方賃貸タイプの別荘の場合、責任は所有者もしくは賃貸サービスを提供する会社が負うため、賃借人が自ら管理を行い費用を負担することはありません。
管理や修繕などの手間をかけず別荘暮らしを実現できるのも、賃貸のメリットでしょう。
投資リスクを回避できる
別荘の購入は大きな資金を投じた投資であり、不動産価格は市場の動向に大きな影響を受けます。
例えば、近隣に新しい別荘プロジェクトが進出してくれば、周囲の別荘の供給量が増え、築年数が古い別荘は競争力を失います。
このように、不動産は外部要素の変化によって相対的価値が変動するため、保有中は常に価値が上下しても不思議ではありません。
そのため、購入した別荘には下記のようなリスクがあります。
- 流動性リスク(売れる保証がない)
- 物件価格の下落リスク
- 金利上昇リスク
- 天災によるリスク など
いつ売れるかわからない不安を抱えながら売却が完了するまで金利を負担し続けるのは、精神的な負担となるでしょう。
一方で、賃貸タイプの別荘の場合は、外部要素が変化しても賃料への影響はそれほど大きくありません。
もしも、物価や景気および「〇〇ショック」のような急激な経済的変動があっても、賃料は緩やかに追随する程度で済みます。
>>別荘を持つメリット・デメリット|契約の流れや購入以外の選択肢も紹介
賃貸別荘を利用するデメリット
別荘を購入せずに賃貸タイプの別荘を選ぶデメリットは下記のとおりです。
- 物件を自由に使えない
- 毎月の賃料が発生する
物件を自由に使えない
賃貸タイプの別荘は、管理規約や賃貸借契約条項に定められた範囲の使用に限られます。
別荘内にあるもの全てが第三者の物であるため、内外装のリフォームといった利用者の好みにカスタマイズはできません。
また、設備を破損してしまえば過失であっても復旧費用を請求されるため、使用には一層注意が必要です。
毎月の賃料が発生する
賃貸タイプの別荘は、契約期間中は毎月決まった賃料を支払い続けなければなりません。
たとえ別荘をまったく利用しない期間があっても、賃貸借契約が続いている限り賃料を払い続けます。
まれに、ハウスシェアリング(賃借人が使用しない期間の又貸し)ができる場合がありますが、もし使用頻度が低いようなら賃貸借契約の存続自体を検討するタイミングかもしれません。
なお、契約期間をごく短期間に限った「定期借家契約」の場合には、契約締結時に全期間の賃料を一括で支払う場合があります。
>>別荘の維持費はいくら?年間費用や税金・管理費を抑える方法を解説
>>別荘暮らしの現実。移住前に検討したいメリット・デメリットを解説
>>別荘購入で後悔するポイント|見落としがちな注意点、購入以外の選択肢も紹介
別荘の購入と賃貸のどちらがいい?
別荘を購入するか、賃貸タイプを利用するかで迷っている場合は、この基準で判断しましょう。
購入タイプの別荘が向いている人
下記に当てはまる方は、まず購入タイプの別荘をご検討ください。
- 予約せず好きなタイミングで利用したい
- 資産の一つとして保有したい
- 長期間保有するメリットやビジョンがある
- 維持管理費が無理なく捻出できる資力がある
そのエリアに固定しても問題ない場合や長期間の保有にメリットがあるなら、購入タイプの別荘が向いています。
賃貸タイプの別荘が向いている人
下記に当てはまる方は、まず賃貸タイプの別荘をご検討ください。
- 初期費用を抑えたい
- 維持管理の手間やコストを軽減したい
- 使用の自由度よりもエリアや利便性を重視したい
- 毎回異なる別荘で暮らしたい
選択の自由さや契約の気軽さを求めるなら、賃貸タイプの別荘が向いています。
賃貸タイプの別荘を借りる手順
賃貸タイプの別荘を借りる手順は下記のとおりです。
- 希望条件の整理
- 物件探し
- 候補の別荘の内覧
- 賃貸借契約
- 入居
希望条件の整理
体験したいアウトドアアクティビティや自然環境、アクセスから、エリアや別荘の規模および付帯設備などを確定します。
自分が別荘でどのような時間を過ごしたいのか、求めるものや譲れない条件が決まれば、エリアや物件の方向性が定まります。
物件探し
賃貸タイプの別荘が載った不動産ポータルサイトや、多くの別荘を管理している不動産会社で物件情報を集めると、物件を効率的に探せます。
ポータルサイトの検索では、「絞り込み検索」や「こだわり検索」などの条件を絞り込める検索オプションが便利です。
例えば、温泉・サウナ・BBQ設備・ペット可・薪ストーブなどと設定すれば、その設備がある別荘を絞り込めます。
候補の別荘の内覧
気になる物件が定まったら、内覧して希望に合う別荘かチェックしましょう。
内覧を通して希望通りの別荘だと判断できれば、「入居申込書」を記入して提出します。
その後、賃貸人は入居審査にて「申込者に問題がないか」を確認し、問題ないと判断すれば契約手続きへと移行します。
賃貸借契約
賃貸借契約の締結前に、不動産会社から契約内容や使用時の注意事項などの説明を受け、賃貸借契約書への署名捺印とお金(手付金もしくは全額決済)を支払います。
一般的に火災保険の加入も必須になるため、同じタイミングで火災保険への加入手続きを行います。
入居
契約開始日の前日には、不動産会社から別荘の鍵を受け取っておき、入居のための搬入準備を行います。
賃貸タイプの別荘を選ぶポイント
賃貸タイプの別荘を選ぶポイントは下記のとおりです。
- 利用する目的・人数
- 立地
- 設備・アメニティ
- 利用規約・キャンセルポリシー
利用する目的・人数
まずは、別荘の利用目的や人数を明確にして、下記のように大まかな絞り込みを行います。
- 自然環境でリラックスしたい→海や山、温泉など自然環境がある場所を選ぶ
- ワーケーションで利用したい→高速のネット環境や仕事スペースが整っている場所を選ぶ
- 子どもと一緒に遊びたい→子どもが遊べる場所、体験と学びを得る環境がある場所を選ぶ
重視するポイントによって、選ぶエリアや物件が変わってきます。
立地
移動に時間を取られないか、自宅や職場からアクセスしやすい場所かなど、立地についてもよく検討しましょう。
また、観光スポットや食材を調達するスーパー、万が一の病院などの生活施設が近くにあるかの確認も必要です。
人気の立地なら競争率が高くなるため、内覧や契約締結にスピード感が求められます。
設備・アメニティ
別荘に滞在中は、調理・休息・観光・仕事など、さまざまなことをして過ごします。
そのため、設備面やアメニティの充実度は重要です。
下記のポイントを確認するとよいでしょう。
- キッチン設備の機能性
- 温泉やサウナ、庭、テラス、BBQ設備の充実度
- ネット環境やWi-Fiルーターなど通信設備の有無
- ペット同伴可能な物件か、駐車場があるか など
滞在中にやることが明確になれば、具体的に必要な設備が決まります。
また「退去時にどの程度の片付けが必要か」「いくらのクリーニング代が必要か」についても確認しておくとよいでしょう。
利用規約・キャンセルポリシー
別荘の利用に関するルールが書かれている、利用規約の確認は必須です。
キャンセルポリシーでは、賃貸借契約直前のキャンセルもしくは期間内解約、違約金について重点的に確認しましょう。
特に定期借家契約では、賃貸借契約にはない特有のルールが設定される場合があるため、不明点は遠慮せず管理会社に尋ねるとよいでしょう。
会員制リゾート第三の選択肢ならヴィラ(villa)タイプの「Grande(グランデ)」へ
出典:Grande(グランデ)公式サイト(プライベートオーシャン ヴィラ 藍水)
Grandeは、既存のリゾート施設では満足できない方のための全く新しいシェア別荘型リゾート会員権。
プライベート空間を重視し、極上のくつろぎを味わえる以下の特長が強みです。
所有権型ではなく権利型のため低価格
リゾート会員権は、分譲マンションと同じように不動産を複数の会員で区分所有する「所有型」と、ゴルフ会員権のように所有権を持たず、利用する権利を購入する「権利型」に分けられています。
このうち、Grandeに関しては権利型を採用しているため、所有型のような以下のご負担は発生しません。
- 不動産取得税
- 固定資産税
- 住民税
- 火災保険料
- 法人市民税均等割
- 水道光熱費
- 管理費
- 修繕積立金
結果的に、年間のランニングコストを抑えながらも、贅沢なプライベート空間で優雅なひとときをお過ごしいただけます。
ファミリーや三世代、会社の福利厚生としても最適な定員6名以上のヴィラ(villa)が多数
出典:Grande(グランデ)公式サイト(プライベートオーシャン ヴィラ 藍水)
Grandeのヴィラは、ファミリーや三世代、会社の福利厚生としてもご利用いただけるよう、定員が6名以上や一棟貸し切りなどさまざまなタイプをご用意しております。
会員制リゾートの一室というと、スペースに限りがある点を懸念される方もいらっしゃいます。
Grandeであれば占有面積が広いため、ご夫婦だけでなく、お子さま・お孫さまの代までゆったりとおくつろぎいただけるのが特長です。
温泉・サウナ・ドッグラン付きなど充実の設備
出典:Grande(グランデ)公式サイト(プライベートオーシャン ヴィラ 藍水)
Grandeのヴィラは、ご家族の一員であるペットと過ごす時間も大切にしています。
例えば、上の画像「プライベートオーシャン ヴィラ 藍水」では、プライベートドッグラン付きもご用意しており、愛犬家からも大変好評いただいています。
さらに、各棟には8m×3mの大型プライベートプールを完備し、周囲を気にせずにご家族での時間を楽しめるのが特長です。
出典:Grande(グランデ)公式サイト(プライベートオーシャン ヴィラ 藍水)
各部屋には、鴨川市に湧き出る鴨川温泉を配湯しており、絶景を堪能しながら、疲れを癒せます。
このように、Grandeのヴィラはご家族様・ペット同伴のお客様に対して、極上の時間をお届けできるのが最大の魅力です。
新規施設も続々オープン予定!広がり続ける別荘ネットワーク
出典:弊社Grande資料より
Grandeのヴィラには、以下のタイプがあり、目的に応じたさまざまな選択肢をご用意しております。
- ラグジュアリーヴィラ
- カジュアルヴィラ
- ドッグフレンドリーヴィラ
- オーベルジュヴィラ
さらに、2025年にはヴィラを中心に約70棟の新規施設をオープン予定となっており、全国にそのネットワークを拡大中です。(2025年1月時点の情報)
■2025年オープン予定
- Grande Doggy’s Resort Tochigi Nikko
- 星音 箱根別墅
- 星音 富良野別墅
- 星音 那須別墅 など
体験宿泊や資料請求をご希望のお客様はこちら
現在、Grandeのシェア別荘型リゾート会員権を検討中のお客様に、関東圏・関西圏でそれぞれ1泊2食付きの体験宿泊の場を設けております。
他社リゾート会員権と比較したいお客様にも好評いただいておりますので、ぜひこの機会にご検討ください。
体験宿泊や資料請求をご希望のお客様は、以下のリンクよりお申し込みください。
また、以下の通りお電話でのお問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
TEL:03-6712-8934(10:00~18:00 年中無休)
これまでGrandeは、不動産を所有しない権利型のヴィラを展開してまいりました。
しかし、このたび新コンセプトとして権利型ではなく所有型の「Residence Villa」を開業予定です。
ホテルの一室やワンフロアではなく、ラグジュアリーな一棟貸しのヴィラが最大の特長で、予定が立てやすい完全利用保証や収益を得られる貸出制度も用意されています。
興味のある方は、権利型と合わせてお問い合わせください。
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