タイムシェア別荘とは、複数のオーナーが一つの物件を共同所有する、別荘の所有形態のことです。
各オーナーが公平に施設を利用できるように、1年のなかで利用可能日が割り当てられ、選択した期間中は自由に利用できます。
国内にタイムシェア別荘運営会社はいくつかありますが、それぞれで施設数や所有形態、費用が異なるため、自身の目的に合わせて選ぶことが大切です。
本記事では、タイムシェア別荘の特徴や国内のタイムシェア別荘運営会社、おすすめのタイムシェアリゾート施設を紹介します。
目次
タイムシェア別荘とは
タイムシェア別荘とは、複数のオーナーが一つの物件を共同所有する、別荘の所有形態のことです。
各オーナーには年間の利用可能日数が平等に割り当てられ、対象の期間中は自分の別荘として自由に利用できます。
タイムシェア別荘のメリットは、購入費や維持管理費を複数のオーナーで分担するため、個人で別荘を所有するよりも費用を抑えられる点です。
また、毎年維持管理費を負担すれば、自分の代わりに管理会社が施設メンテナンスや清掃を実施してくれます。
そのため、別荘所有の負担を軽減しつつ、定期的にリラックスした時間を過ごすことが可能です。
ただし、年末年始や夏休み、GWなどの人気シーズンの予約が取りにくくなるタイムシェアもあるため、予約のしやすさや予約方法は慎重に確認する必要があります。
>>タイムシェア別荘とは?購入前に知っておきたいメリット・デメリット、選び方を解説
タイムシェア別荘の形式
タイムシェア別荘の主要な形式は、以下の4種類です。
- 固定週
- 浮動週(フロート)
- ポイント制度
- フラクショナル
それぞれの形式の概要やメリット・デメリットを解説するので、参考にしてみてください。
固定週
固定週は、利用する日程を週ごとに固定するタイプです。
例えば「毎年10月の第1週を利用する」のように、特定の週が割り当てられます。
各オーナーが優先的に利用する日程をあらかじめ決められるので、毎年同じタイミングで利用できるのがメリットです。
仕事の関係で毎年同時期に休みを取る方は、固定週を採用しているタイムシェア別荘がおすすめです。
浮動週(フロート)
浮動週は、一定の期間内から自らが利用したい週を選択するタイプです。
固定週と異なり、毎回利用予約を取る必要があります。
例えば「7月の第1週から8月の第4週まで」といった特定の夏季期間のうち、希望の1週間を決めて予約します。
その都度、利用する週を決めるので、シフト制で休暇時期が異なる方におすすめです。
ポイント制
ポイント制は、割り当てられたポイントを特定のルールの基で利用し、ポイント数に応じて利用日数を決めるタイプです。
ポイント制を導入している施設では、基本的に繁忙期や閑散期など、シーズンによって予約に必要なポイントが異なります。
例えば、GWや夏休みなどの人気シーズンであれば多くのポイントが必要ですし、利用者の少ない時期であれば少ないポイントで利用可能です。
固定週や浮動週のようにあらかじめ利用日が決まっているのではなく、利用日を自由に決めたい方は、ポイント制のタイムシェア別荘がおすすめです。
フラクショナル
フラクショナルは、1年のうちの数週間または数ヵ月間を自由に利用できるタイプです。
オーナー1人が所有できる期間は、共同所有する人数によって異なります。
例えば、一つの別荘における所有者の人数が最大10名の場合、1人あたり年間で36日間の利用が可能です。
なかには、3ヵ月や半年といった長期間の滞在が可能なケースもあります。
長期滞在や仕事で使用したい方におすすめです。
タイムシェア別荘のメリット・デメリット
タイムシェア別荘の購入を検討する際は、以下のようなメリット・デメリットを理解し、自分の目的やライフスタイルに合っているかを確認することが大切です。
メリット | デメリット |
・初期費用・維持費が抑えられる ・さまざまな施設の別荘を利用できる ・高級ホテル並みの設備・アメニティが充実している | ・必ず希望の日程で宿泊できるとは限らない ・年会費や維持管理費が発生する |
メリットとデメリットに関して詳しく解説するので、読み進めてみてください。
メリット
タイムシェア別荘のメリットは、以下の3つです。
- 初期費用・維持費が抑えられる
- さまざまな施設の別荘を利用できる
- 高級ホテル並みの設備・アメニティが充実している
通常の別荘を購入する場合、一度に多額の資金が必要ですが、複数人で共同購入するタイムシェアなら初期費用を抑えられます。
維持費や管理費もオーナー全員で分担するため、年間のコストも軽減されます。
また、運営会社が複数の宿泊施設を展開している場合、目的や用途にあわせてさまざまな施設を利用できるのも魅力の一つです。
全国に施設があると、飽きることなく別荘ライフを満喫できますし、ライフスタイルに変化があっても楽しみ方を柔軟に変えられます。
タイムシェア別荘のなかには、プライベートプールや客室天然温泉、レストランなど、高級ホテル並みの設備・アメニティが充実している施設が多く、贅沢な時間が過ごせるでしょう。
デメリット
タイムシェア別荘のデメリットは、以下の2つです。
- 必ず希望の日程で宿泊できるとは限らない
- 年会費や維持管理費が発生する
人気の施設や時期では、利用者同士で予約の取り合いが発生することも珍しくありません。
そのため、早めの予約や柔軟なスケジュール調整が必要です。
また、場所や施設の規模にもよりますが、年会費が数十万円程度かかるのが一般的です。
個人で別荘を所有するよりも負担は少ないものの、年間でまとまった費用がかかる点を理解しておきましょう。
なお、天災や災害による施設の損害が発生した場合、追加の費用が発生するケースもあります。
運営会社によっては予備費用の積み立てがあるため、事前に確認しておくと安心です。
国内の主要なタイムシェア別荘運営会社
国内の主要なタイムシェア別荘運営会社は、以下の3つです。
- Residence Villa|株式会社にしがき
- エクシブ|リゾートトラスト株式会社
- ポイントバケーションリロ|株式会社リロバケーションズ
それぞれ特徴を詳しく解説します。
Residence Villa|株式会社にしがき
Residence Villaは株式会社にしがきが運営する、億超えの高規格なヴィラを18名のオーナーで共同所有するタイムシェア別荘です。
株式会社にしがきが運営するシェア別荘「Grande」とは別ラインの会員制リゾートです。
Residence Villaは所有権型のため、固定資産税や火災保険料などの支払いが発生します。
Residence Villaでは、GWや夏休み、祝前日などのハイシーズン6泊分の利用を保証する「FIXDAY制度」を導入。
毎年6泊分のFIXDAYは、管理費を負担すれば30年間無料で付与されます。
1年間で使わないFIXDAYはホテルに貸し出して収益化できますし、FIXDAY以外も空室があれば、オーナー特別料金で宿泊可能です。
なお、オープンから20年後より建物残価に応じた買い取りにも対応しているため、「売りたくても売れない・手放せない」といった心配もありません。
施設数 | 12(直営施設・オープン予定施設含む) ※Grandeの施設も利用可能 |
所有形態 | 所有権型 |
費用(初期費用・年会費等) |
|
>>GrandeとResidence Villaの違いは?ハイエンドな別邸で唯一無二の別荘ライフを
>>淡路島に佇む別荘「Residence Villa AWAJI MARE」とは?既成概念をくつがえす極上のひとときを
エクシブ|リゾートトラスト株式会社
エクシブは、リゾートトラスト株式会社が運営している、会員制リゾートホテルです。
エクシブでは、一室を14名のオーナーで共同所有し、年間26泊を利用保証する「タイムシェアリング・システム」を導入しています。
これにより、全オーナーが公平になるよう、必ず利用できる占有日がタイムシェアカレンダーに割り当てられます。
また、全国に27施設を展開しており、オーナーになると「ベイコート倶楽部」「サンクチュアリコート」を含む全国の施設を利用可能です。
施設数 | 27(直営施設) ※全国のベイコート倶楽部・サンクチュアリコートの施設も利用可能 |
所有形態 | 所有権型 |
費用(初期費用・年会費等) |
|
ポイントバケーションリロ|株式会社リロバケーションズ
ポイントバケーションリロは、株式会社リロバケーションズが提供する、ポイント制の会員制リゾートです。
ポイント制とは、会員権購入時に年間で利用できるポイント数を決め、好きなタイミングで付与されたポイントを使って施設を利用するスタイルです。
必要な分だけポイントを購入するので、「利用できなくてもったいない」ということもなく、無駄なく施設を利用できます。
また、リロバケーションズは国内・海外合わせて42施設を展開しており、オーナーになればどこでも自由に宿泊可能です。
そのため、旅行の目的や好みによって行き先を変えられますし、毎年飽きることなくポイントバケーションリロでの滞在を楽しめます。
施設数 | 42(直営施設・提携施設含む) |
所有形態 | 利用権(ポイント制) |
費用(初期費用・年会費等) |
|
新しい発想から生まれたタイムシェア別荘「Residence Villa」のおすすめ施設2選
「Residence Villa」のおすすめ施設2つは、以下の通りです。
- Residence Villa AWAJI MARE
- Residence Villa Kawaguchiko Lago
それぞれ詳しく解説します。
Residence Villa AWAJI MARE
出典:Grande(グランデ)公式サイト(Residence Villa Awaji Mare)
Residence Villa Awaji Mareは、兵庫県・淡路島に佇む、最大8名まで泊まれるラグジュアリーな一棟貸しヴィラです。
敷地面積約1,200平方メートルの広大な敷地のなかに、約339平方メートル(テラス含む)の建築面積で2LDDKKの平屋一戸建てを建築しています。
室内は、イタリアのモダンファニチャーの代名詞である高級家具ブランド「arflex(アルフレックス)」の家具を設置。
開放感のあるリビングからは、淡路の大自然を一望できます。
出典:Grande(グランデ)公式サイト(Residence Villa Awaji Mare)
また、Residence Villa Awaji Mareには、24時間自由に使える、天然温泉やプライベートサウナ、プライベートプールを完備しています。
プライベートプールは、淡路の海と融合したかのように感じられるインフィニティプールになっており、自然の音に耳を傾けながらゆったりとした時間を過ごすことが可能です。
出典:Grande(グランデ)公式サイト(Residence Villa Awaji Mare)
食事では、オリジナルBBQや出張料理サービスなどを提供していて、淡路島の厳選食材を味わえます。
【基本情報】
施設名 | Residence Villa AWAJI MARE |
住所 | 〒656-2543 兵庫県洲本市由良町由良2565 |
会員権向けホームページ | https://www.residencevilla-awaji-mare.com/ https://www.grande-villaclub.com/accommodations/residence-villa-awaji-mare/ |
Residence Villa Kawaguchiko Lago(2025年春開業予定)
出典:Grande(グランデ)公式サイト(Residence Villa Kawaguchiko Lago)
Residence Villa Kawaguchiko Lagoは、山梨県・河口湖エリアに位置する、一棟貸しのラグジュアリーヴィラです。
2025年春の開業を予定しています。
河口湖と富士山を望む約1,770平方メートルの土地に、建築面積が約422平方メートルの2階建てのヴィラが佇みます。
出典:Grande(グランデ)公式サイト(Residence Villa Kawaguchiko Lago)
室内はややダークトーンの配色でまとめられ、天井に露出した梁が重厚感を演出しています。
客室内天然温泉やプライベートサウナ、プライベートプールを完備しており、誰にも邪魔されることのない優雅な時間を味わうことが可能です。
出典:Grande(グランデ)公式サイト(Residence Villa Kawaguchiko Lago)
施設の2階には富士山の見える書斎スペースを設けているので、ゆっくり読書をしたり、仕事をしたりと多彩に利用できます。
食事の際は、専用のダイニングスペースで出張料理やケータリングサービスを楽しめます。
【基本情報】
施設名 | Residence Villa Kawaguchiko Lago レジデンスヴィラ河口湖Lago |
住所 | 山梨県南都留郡富士河口湖町 |
公式サイト | https://www.grande-villaclub.com/residence-villa/kawaguchiko-lago/ |
高級貸別荘ならGrande(グランデ)初の所有権型施設「Residence Villa」がおすすめ
Grandeは、一棟貸しヴィラタイプの別荘を展開する、国内最大のシェア別荘型リゾート会員権です。
これまでGrandeでは権利型の施設を展開してまいりましたが、このたび新たなコンセプトをまとったGrande初の所有権型施設「Residence Villaシリーズ」が誕生いたしました。
一棟貸し切りのハイエンドな次世代型多機能別荘
Residence Villaシリーズは、Grandeがこれまで展開してきた一棟貸しヴィラの特長を継承しながらも、「次世代型」「多機能」「ラグジュアリー」にさらなる磨きをかけた所有権型施設です。
【Residence Villaシリーズ 特長の一例】
- 複数家族や三世代旅行で過ごせる大人数想定の邸宅仕様
- イタリア、モダンファニチャーの代名詞「arflex(アルフレックス)」の家具を採用
- 敷地面積約500平方メートル、床面積約190平方メートル(約57坪)の贅沢空間
- 臨場感たっぷりのインフィニティプールでオーシャンフロントの絶景を満喫
- 敷地内に寿司処やオーナー専用のワインBARを併設
- ゲストと同時利用が便利なスペア宿泊棟完備
- IoTテクノロジーを駆使したスマートホームシステム
- 贅を極める最高峰の地元食材を使用した出張料理
- 天然温泉・プライベートサウナは滞在中いつでも使用可能
- デッキテラスでBBQを満喫(BBQセットのご用意可能、または持ち込みも可)
他社会員権とは一線を画す新しいタイムシェアリングシステム
出典:Residence Villa AWAJI MARE公式サイト
オーナー18名で共同所有し、各オーナーにはハイシーズンの6日間が割り当てられる完全利用保証システムを採用。(6日×オーナー18名=108日/年)
6日間の固定権利により、「ハイシーズンに宿泊できない」ジレンマも発生せず、予定を立てやすいのが特長です。
さらに、毎年固定の6日間については宿泊費用も発生いたしません。
そのほか、長期滞在を検討中の方におすすめの「フローティング制度」も導入しています。
オーナーの占有権利が設定されている108日以外を、1泊につき44,000円(税込)を支払うことで、無制限に宿泊できます。(ご予約は先着順です。)
これにより、10泊以上の長期滞在も可能です。
また、毎年固定の6日間に加えて、全国各地に点在するGrandeシリーズの施設を8日間まで利用できます。
そのほか占有日の6日間を1日8万円で売却できる権利日の買取制度を利用すれば、年間の管理費を実質無料にできるだけでなく、収入を得ることも可能です。
ぜひ、かけがえのない思い出を、Residence Villaシリーズでお過ごしください。
資料請求をご希望のお客様はこちら
出典:Residence Villa AWAJI MARE公式サイト
Grandeでは2025年にヴィラを中心として約70棟の新規施設を全国にオープン予定です。
また、今回ご紹介したResidence Villaシリーズに関してもオープンを多数控えております。
GrandeやResidence Villaシリーズが気になる方は、ぜひ以下のリンクより資料請求またはお問い合わせいただけると幸いです。
関東圏・関西圏でそれぞれ1泊2食付きの体験宿泊も設けておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
また、以下の通りお電話でのお問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
TEL:03-6712-8934(10:00~18:00 年中無休)
コメント