東急ハーヴェストクラブの年会費は?コストを抑えるならシェア別荘「Grande(グランデ)」も

東急ハーヴェストクラブの年会費は?コストを抑えるならシェア別荘「Grande(グランデ)」も

東急ハーヴェストクラブは、ホテルの不動産所有権を複数のオーナーで所有する、リゾート会員権です。

会員になるには、年会費に加えて入会金や預託金などの費用がかかるので、費用形態やサービスの特徴をよく理解しておく必要があります。

そこで本記事では、東急ハーヴェストクラブの概要や初期費用および年会費を解説します。

記事の後半では、低コストで利用できるヴィラタイプのリゾート会員権「Grande」も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

東急ハーヴェストクラブの概要と年会費

リゾート施設の外観

出典:shutterstock

東急ハーヴェストクラブは、全国に分布する施設を年会費と利用料金のみで宿泊できる、会員権方式のリゾートホテルです。

リゾート会員権は、別荘やリゾートマンションを単独で購入し所有する方式や、利用するたびにリゾートホテルを予約する方式とは異なります。

東急ハーヴェストクラブでは、ホテルの不動産所有権を会員と東急不動産株式会社で共有するため、自身で掃除や管理をする手間がかかりません。

気軽にリゾートホテルでの滞在を楽しめるのが魅力です。

東急ハーヴェストクラブの会員権は、所有権型と利用権型(預託制)の2タイプに分けられます。

いずれも施設の利用方法に差はなく、会員になれば全国にある東急ハーヴェストクラブのホテルを会員価格で利用できます。

リゾート会員権摘要
所有権型・分譲マンションと同様の不動産(客室や施設)を、複数の会員と共同で区分所有する

・不動産登記により所有者を登録するため、資産として価値が保全される

利用権型(預託制)・所有権は持たず、施設を使用する権利が付与される

・ただし預託制なので、会員期間中は預託金として預け入れる必要あり
(預託金は会員権期間満了時に返却される)

 

会員は好きな施設をホームグラウンドとして登録し、年間を通してそのホームグラウンドを優先的に予約することが可能です。

ホームグラウンドとするホテルに応じて年会費が異なり、おおむね75,900〜158,400円(税込)と幅があります。

【年会費の一例】

(1)東急ハーヴェストクラブ 南紀田辺
 年会費:135,300円(税込)

(2)東急ハーヴェストクラブ 蓼科リゾート
 年会費:165,000円(税込)

東急ハーヴェストクラブの費用を理解するポイント

東急ハーヴェストクラブは、客室1室の区分所有権を12口(10口)で共同所有する少数オーナー制です。

入会時には、自分が利用しやすいホテルをホームグラウンドとして選択しますが、ほかのホテルもホームグラウンド同様に相互利用できます。

さらに、会員本人だけでなく家族や友人なども、宿泊利用券に会員本人の署名があればメンバー料金で宿泊することが可能です。

ここでは、東急ハーヴェストクラブの費用を理解する上で知っておきたいポイントを紹介します。

  • 本会員とプレオーナーズは年会費が同じ
  • 共有会員制システムと預託会員制システムがある
  • 年会費以外に入会金や預託金などがかかる

本会員とプレオーナーズは年会費が同じ

東急ハーヴェストクラブでは、本会員のほかにプレオーナーズがあり、いずれも年会費は同じです。

各会員の概要は以下の通りです。

会員制度摘要
プレオーナーズ・本会員になる前にお試し感覚で入会できる会員

・1年のアニュアル会員(更新料が必要、途中退会不可)と3年会員(入会時の預託金が必要、途中退会可)がある

本会員・通常の会員

・はじめから本会員として入会することはもちろん、プレオーナーズ会員からステップアップすることも可能

 

プレオーナーズはお試し期間を経てから、サービスに納得した上で本会員へと移行できます。

プレオーナーズは限られた指定の施設からホームグラウンドを選ぶ必要がありますが、本会員同様に全ての施設が利用可能です。

プレオーナーズ期間満了時に本会員へステップアップする場合は、特別割引が用意されています。

共有会員制システムと預託会員制システムがある

東急ハーヴェストクラブは、どこか一つの施設をホームグラウンドとして会員権を購入し、入会するシステムです。

ホームグラウンド施設は、下表の「共有制」と「預託制」の2タイプの権利形態に分かれます。

権利形態摘要
共有制・会員と東急不動産で土地・建物の不動産を共同所有する

・不動産登記を行うため資産価値が保全される

預託制・預託金の預入れによって「会員利用権」を取得する

・預託金は退会時に無利息・無配当全額返還、もしくは本会員へのステップアップ費用に充当される

 

共有制と預託制で利用方法に差異はなく、ホームグラウンドをはじめ全ての施設が相互利用できます。

年会費以外に入会金や預託金などがかかる

リゾート会員権を保有するには、入会時の初期費用やランニングコストがかかります。

そのため入会の際には、年会費以外の費用項目をあらかじめ理解しておかなければなりません。

本会員とプレオーナーズ会員(3年、アニュアル1年)でかかる費用項目は以下の通りです。

(1)本会員
・仲介価格(不動産価格その他)
・契約諸費用(仲介手数料や手続き費用その他)
・年間のランニングコスト(管理費その他)

(2)プレオーナーズ会員(3年)
・募集価額(入会金と預託金)
・年会費

(3)プレオーナーズ会員(アニュアル1年)
・募集価額(入会金のみ)
・年会費

※「東急ハーヴェストクラブ南紀田辺」の募集概要を基にしています。

なお、具体的な内訳費用は施設ごとで異なるため、次でさらに詳しく解説します。

【施設別】東急ハーヴェストクラブの年会費と諸費用

東急ハーヴェストクラブの年会費や諸費用は、施設によってさまざまです。

ここでは、施設ごとの費用相場を紹介します。

※なお費用相場は2024年3月時点での掲載情報を基に紹介していますので、あらかじめご了承ください。

東急ハーヴェストクラブ南紀田辺

東急ハーヴェストクラブ南紀田辺は、太平洋を望む全室オーシャンビューが特長。

客室の窓から遠くに広がる大海原の絶景を贅沢に独り占めでき、水平線に沈みゆく夕日には感動すら覚えます。

天然温泉を引いた露天の大浴場、新鮮な海の幸や旬の厳選食材を生かした本格料理が自慢です。

下表は、東急ハーヴェストクラブ南紀田辺(会員権の種類:共有)の初期費用と年間コストおよびその内訳です。

初期費用2,063,824円
年間コスト146,378円
仲介価格1,700,000円
・会員権利金・100,000円
・土地代金・257,724円
・建物代金・453,639円
・会員資格保証金・600,000円
・営繕充当金・288,637円
契約諸費用(概算)363,824円
・仲介手数料・154,624円
・印紙代・500円
・名義書換料・132,000円
・登記費用・51,700円
・不動産取得税・25,000円
年間のランニングコスト146,378円
・管理費・135,300円
・固定資産税(2023年実績)・11,078円

 

参考:東急ハーヴェストクラブ南紀田辺|募集概要|会員制リゾートホテル

東急ハーヴェストクラブ蓼科リゾート

東急ハーヴェストクラブ蓼科(たてしな)リゾートは「蓼科東急ホテル」内にあり、プライベート感を大切にした高原のリゾートホテルです。

美しい木立のなかで大自然の開放感を満喫でき、併設の温泉「鹿山の湯」や季節の味覚を堪能できる本格的なフレンチが特長です。

周辺施設(ゴルフ場・スキー場・テニスコート・トレッキングコース・温泉)が充実しており、幅広い年齢層を受け入れやすいリゾートといえるでしょう。

下表は、東急ハーヴェストクラブ蓼科リゾート(会員権の種類:預託)の初期費用と年間コストおよびその内訳です。

初期費用3,485,000円 ※譲渡の場合
年間コスト165,000円
募集価額3,210,000円
・入会金・1,210,000円
・預託金・2,000,000円(退会時に全額返還)
名義書換料譲渡:275,000円
相続:132,000円
年会費165,000円

 

参考:東急ハーヴェストクラブ蓼科リゾート|募集概要|会員制リゾートホテル

東急ハーヴェストクラブ軽井沢

東急ハーヴェストクラブ軽井沢は、眼前に浅間山を望むエリアに、5ヘクタールを超えるスケールで多彩な施設が配置された軽井沢フィールド。

内風呂や露天風呂、サウナや炭酸風呂をはじめ、浅間山の眺望を満喫して自然と一体になれる「眺望風呂」など、多彩な入浴体験を楽しめます。

魅力あふれる食材の素材を生かし、ライブキッチンでのダイナミックなピザや肉料理など、本格フレンチをフルサービスで提供してくれます。

下表は、東急ハーヴェストクラブ軽井沢(会員権の種類:共有)の初期費用と年間コストおよびその内訳です。

初期費用12,794,287円
年間コスト153,617円
仲介価格12,000,000円
・会員権利金・7,114,800円
・土地代金・350,000円
・建物代金・3,713,600円
・会員資格保証金・500,000円
・営繕充当金・321,600円
契約諸費用(概算)794,287円
・仲介手数料・544,887円
・印紙代・1,000円
・名義書換料・132,000円
・登記費用・62,400円
・不動産取得税・54,000円
年間のランニングコスト153,617円
・年会費・123,420円
・固定資産税(2023年実績)・22,997円
・営繕積立金・3,600円
・土地賃借料・3,600円

 

参考:東急ハーヴェストクラブ軽井沢&VIALA|募集概要|会員制リゾートホテル

東急ハーヴェストクラブVIALA箱根翡翠

東急ハーヴェストクラブVIALA箱根翡翠は、箱根外輪山を望む清流「早川」のほとり、池を囲む約3,000坪の広大な敷地に建つ大人のリゾート。

温めた翡翠石を使ったホットストーンセラピーや、箱根の名湯を引いた露天風呂を楽しみ、湯上がりには開放感あるテラスでのんびりと過ごせます。

また、二十四節気の演出が施された季節の魚や地場の野菜を使用した懐石料理、鉄板焼をお好きなタイミングでいただけます。

下表は、東急ハーヴェストクラブVIALA箱根翡翠(会員権の種類:共有)の初期費用と年間コストおよびその内訳です。

初期費用19,323,863円
年間コスト233,755円
仲介価格18,300,000円
・会員権利金・13,971,447円
・土地代金・405,000円
・建物代金・3,095,200円
・会員資格保証金・500,000円
・営繕充当金・328,353円
契約書費用(概算)1,023,863円
・仲介手数料・752,563円
・印紙代・1,000円
・名義書換料・132,000円
・登記費用・70,300円
・不動産取得税・68,000円
年間のランニングコスト233,775円
・年会費・198,000円
・固定資産税(2023年実績)・28,575円
・営繕積立金・7,200円

 

参考:東急ハーヴェストクラブVIALA箱根翡翠|募集概要|会員制リゾートホテル

>>東急ハーヴェストクラブの会員権の仕組み|価格や売却についても解説

>>東急ハーヴェストクラブの犬と泊まれる施設4選。ペットと泊まる注意点も

コストを抑えたいならヴィラ(villa)タイプの会員制リゾート「Grande(グランデ)」

【千葉】Grande(グランデ)Private Ocean Villa 藍水 -ransui-
【千葉】Private Ocean Villa 藍水 -ransui-

出典:Grande(グランデ)公式サイト(Private Ocean Villa 藍水 -ransui-)

Grandeは、既存のリゾート施設では満足できない方のための全く新しいシェア別荘型リゾート会員権。

プライベート空間を重視し、極上のくつろぎを味わえる以下の特長が強みです。

所有権型ではなく権利型のため低価格

リゾート会員権は、分譲マンションと同じように不動産を複数の会員で区分所有する「所有型」と、ゴルフ会員権のように所有権を持たず、利用する権利を購入する「権利型」に分けられています。

このうち、Grandeに関しては権利型を採用しているため、所有型のような以下のご負担は発生しません。

  • 不動産取得税
  • 固定資産税
  • 住民税
  • 火災保険料
  • 法人市民税均等割
  • 水道光熱費
  • 管理費
  • 修繕積立金

結果的に、年間のランニングコストを抑えながらも、贅沢なプライベート空間で優雅なひとときをお過ごしいただけます。

ファミリーや三世代、会社の福利厚生としても最適な定員6名以上のヴィラ(villa)が多数

【千葉】Private Ocean Villa 藍水 -ransui-のリビング
【千葉】Private Ocean Villa 藍水 -ransui-

出典:Grande(グランデ)公式サイト(Private Ocean Villa 藍水 -ransui-)

Grandeのヴィラは、ファミリーや三世代、会社の福利厚生としてもご利用いただけるよう、定員が6名以上や一棟貸し切りなどさまざまなタイプをご用意しております。

会員制リゾートの一室というと、スペースに限りがある点を懸念される方もいらっしゃいます。

Grandeであれば占有面積が広いため、ご夫婦だけでなく、お子さま・お孫さまの代までゆったりとおくつろぎいただけるのが特長です。

温泉・サウナ・ドッグラン付きなど充実の設備

【千葉】Grande(グランデ)Private Ocean Villa 藍水 -ransui-のプライベートドッグラン
【千葉】Private Ocean Villa 藍水 -ransui-のプライベートドッグラン

出典:Grande(グランデ)公式サイト(Private Ocean Villa 藍水 -ransui-)

Grandeのヴィラは、ご家族の一員であるペットと過ごす時間も大切にしています。

例えば、上の画像「Private Ocean Villa 藍水 -ransui-」では、プライベートドッグラン付きもご用意しており、愛犬家からも大変好評いただいています。

さらに、各棟には8m×3mの大型プライベートプールを完備し、周囲を気にせずにご家族での時間を楽しめるのが特長です。

【千葉】Private Ocean Villa 藍水 -ransui-の客室温泉
【千葉】Private Ocean Villa 藍水 -ransui-の客室温泉

出典:Grande(グランデ)公式サイト(Private Ocean Villa 藍水 -ransui-)

各部屋には、鴨川市に湧き出る鴨川温泉を配湯しており、絶景を堪能しながら、疲れを癒せます。

このように、Grandeのヴィラはご家族様・ペット同伴のお客様に対して、極上の時間をお届けできるのが最大の魅力です。

新規施設も続々オープン予定!広がり続ける別荘ネットワーク

Grande(グランデ)の別荘ネットワーク

出典:弊社Grande資料より

Grandeのヴィラには、以下のタイプがあり、目的に応じたさまざまな選択肢をご用意しております。

  • ラグジュアリーヴィラ
  • カジュアルヴィラ
  • ドッグフレンドリーヴィラ
  • オーベルジュヴィラ

さらに、2025年にはヴィラを中心に約70棟の新規施設をオープン予定となっており、全国にそのネットワークを拡大中です。(2024年2月時点の情報)

カジュアルだけでなく、ラグジュアリー・オーベルジュに関しても予定しており、お客様のさまざまなニーズにお応えできます。

■2025年オープン予定

  • オーベルジュヴィラ富士忍野
  • オーベルジュヴィラ富良野
  • ラグジュアリーヴィラ箱根仙石原
  • オーベルジュヴィラ箱根宮城野
  • ラグジュアリーヴィラ那須塩原 など

(2024年2月時点の情報)

体験宿泊や資料請求をご希望のお客様はこちら

現在、Grandeのシェア別荘型リゾート会員権を検討中のお客様に、関東圏・関西圏でそれぞれ1泊2食付きの体験宿泊の場を設けております。

他社リゾート会員権と比較したいお客様にも好評いただいておりますので、ぜひこの機会にご検討ください。

体験宿泊や資料請求をご希望のお客様は、以下のリンクよりお申し込みください。

また、以下の通りお電話でのお問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。

TEL:03-6712-8934(10:00~18:00 年中無休)

これまでGrandeは、不動産を所有しない権利型のヴィラを展開してまいりました。

しかし、このたび新コンセプトとして権利型ではなく所有型の「Residence Villa」を開業予定です。

ホテルの一室やワンフロアではなく、ラグジュアリーな一棟貸しのヴィラが最大の特長で、予定が立てやすい完全利用保証や収益を得られる貸出制度も用意されています。

興味のある方は、権利型と合わせてお問い合わせください。

著者情報

ラーネット記事編集チーム( 著者の記事一覧はこちら )

別荘&リゾート専門メディア「ラーネット」を運営する、株式会社にしがき(昭和25年8月設立)の編集チームです。ラーネットでは、リゾート会員権の豆知識やリゾート・別荘暮らしのおすすめ情報を掲載しています。

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プレミアムな休日を楽しめる
リゾート会員権「Grande(グランデ)」
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