東急ハーヴェストクラブは、1988年に誕生し、2025年で37周年を迎える会員権リゾートホテルです。
自然のなかでゆったりとした時間を過ごすリゾートスタイルを提案していて、ホテルのように気軽に全国のリゾート地を利用できる点が魅力です。
本記事では、東急ハーヴェストクラブの会員権の仕組みや会員権の種類、購入・維持管理費用について解説します。
記事の最後には、ヴィラタイプのシェア別荘型リゾート会員権「Grande」もご紹介します。
目次
東急ハーヴェストクラブとは
東急ハーヴェストクラブとは、東急リゾーツ&ステイ株式会社が運営する会員制リゾートホテルです。
会員になると、全国各地のリゾートホテルを年間通じて会員価格で利用できます。
ホテルの所有権をほかのオーナーと共有するため、別荘を持つよりも費用が抑えられます。
また、施設の掃除や維持管理は東急ハーヴェストクラブ側が行うため、管理の手間がかからない点も魅力です。
東急ハーヴェストクラブの特徴をご紹介します。
特徴 | 詳細 |
豊富な施設 | 全国の海沿い・山地・温泉地など、さまざまなリゾート地に分布するリゾートホテルに宿泊できる |
定額利用 | 会員権を購入することで、宿泊費や諸経費は定額で利用できる |
充実した施設 | 施設内にプールやレストラン、温泉大浴場などの共用設備が充実している |
会員限定サービス | 会員限定で参加できるイベントやアクティビティが充実している |
資産価値 | 会員権は売却・贈与・相続ができ、売買仲介や会員権買取のサービスもある |
東急ハーヴェストクラブの会員権の仕組み
東急ハーヴェストクラブの会員権の仕組みとして、制度や料金、共用施設などについて解説します。
ホームグラウンド制
東急ハーヴェストクラブの会員権は「ホームグラウンド制」を採用しています。
ホームグラウンド制とは、全国にある提携リゾートホテルのうち、どこか1施設をホームグラウンドとして会員権を購入することで予約の優先権が与えられる仕組みです。
なお、それ以外の提携リゾートホテルも相互利用できます。
東急ハーヴェストクラブの会員権には、大きく分けて2つの種類があります。
- 共有会員権:ホテルの所有権を複数の会員と東急不動産で共有するタイプ
- 預託会員権:ホテルの利用権を一定期間預託するタイプ
【詳細】
共有会員権(所有権型) |
・会員と東急不動産で土地と建物の不動産所有権を共同所有する ・不動産登記を行うため、資産の保有が保全され、第三者へも公示できる権利として法務局に登録される |
預託会員権(利用権型) |
・入会時に預入れる預託金によって「会員利用権」を取得する ・預託金は会員期間中に東急不動産が無利息で預かったのち、退会時には全額返金される ・宿泊施設ごとに利用会員権の存続期間が定められている |
会員権購入時に選択したホームグラウンドによって、共有制か預託制かが異なります。
ただし、いずれの制度でも利用方法についての違いはなく、ホームグラウンドを中心に全ての施設が同じように利用できます。
チケット制
東急ハーヴェストクラブはチケット制を採用しています。
チケット制とは、年間で発行されるチケット枚数の範囲内で会員が宿泊予約を取り、利用するシステムです。
東急ハーヴェストクラブでは、毎年30枚もしくは36枚の宿泊利用券が各会員へ配布され、宿泊利用券は1枚で1泊1室を利用できます。
宿泊利用券は「ホームグラウンド券」と「相互施設利用券」の2種類があり、内訳枚数は以下の通りです。
【チケット枚数】
ホーム グラウンド券 | ・毎年18枚(もしくは21枚) ※ホームグラウンドに関しては予約の優先権あり |
相互施設利用券 | ・毎年12枚(もしくは15枚) |
原則として、宿泊利用券の枚数の範囲内で利用したい各施設を予約できます。
なお、予約を取れる期間は特定期間と通常期間に分けられます。
- 特定期間:宿泊希望が集中する時期(年末年始、GW、レジャーシーズン)
- 通常期間:特定期間を除く全ての日
通常期間の場合、ネットや電話で宿泊日の2ヵ月前から先着順での予約が可能です。
【通常期間の予約方法】
ホーム グラウンド施設 | ・その施設が会員からの予約を直接受け入れる |
相互利用施設 | ・宿泊日の2ヵ月前〜11日前 → 予約センターへ ・宿泊日の10日前〜当日 → 各宿泊施設へ直接 |
特定期間の予約はホームグラウンド会員のみで、コンピューターによる抽選で決まります。
オールシーズン同一料金
一般的に宿泊施設の多くは、休日や長期休暇、レジャーシーズンなどで宿泊料金が値上がりします。
しかし、東急ハーヴェストクラブの会員であれば、時期による影響を受けずいつでも同じ宿泊料金で利用できます。
利用時期による不公平感がなく、むしろお得に感じられるでしょう。
東急ハーヴェストクラブの会員の料金体系は、オールシーズン同一料金(1泊1名)であり、施設や年齢によって以下のように区分されています。
限定施設(※) | 左記以外の施設 | |
4〜12歳 | 4,900円 | 4,400円 |
13歳以上 | 6,300円 | 5,500円 |
※:軽井沢、那須Retreat、京都鷹峯、熱海伊豆山、蓼科リゾート
なお、宿泊券に会員の署名があれば、会員本人がその場にいなくても友人や知人だけの宿泊も可能です。
つまり、本人や家族の利用以外に、第三者への贈答や法人の福利厚生など、幅広い利用シーンに活用できます。
充実した共用施設
東急ハーヴェストクラブの会員が利用できるリゾートホテルは、共用施設の充実度が特徴です。
具体的には、温泉やプール、エステ、レストランなど、多彩な共用施設が整っています。
さらに、ゴルフ場やスキー場など周辺施設が充実したロケーションも魅力です。
男女問わず、幅広い年齢層の方々が同時に楽しめる施設が充実しているので、家族旅行や親子3世代の旅行にもぴったりです。
会員限定のクラブイベントが充実
東急ハーヴェストクラブでは、会員権を購入した方限定の「クラブイベント」を実施しています。
ホテルの立地エリアやシーズンにあわせて、自然を感じるトレッキングや歴史探訪ツアー、釣り、川下り体験など、さまざまなイベントが開催されています。
初めての体験イベントの場合、講師が付いて指導してくれることがあるため、誰でも気軽に参加できるでしょう。
会員資格は譲渡・相続が可能
東急ハーヴェストクラブの会員権は、譲渡(売買・贈与)や相続が可能です。
お住まいの移転や家族構成の変更によって利用状況が変わる場合でも、会員権を売買したり、ホームグラウンドを変更したりすることが可能です。
なお、譲渡・相続の相談は、東急グループ関連会社「東急リゾート」で行えます。
東急リゾートは、会員権売買の取扱件数が1,011件の実績(2020年度)があり、東急ハーヴェストクラブ仲介案件の97%を占めています。
サービス内容を熟知した関連会社が、最短期間で最適な提案と引き継ぎのサポートをしてくれるので、慣れない譲渡・相続の手続きも安心です。
東急ハーヴェストクラブ会員権の種類
出典:shutterstock
東急ハーヴェストクラブの会員権には、本会員のほかに、プレオーナーズ会員(3年、アニュアル1年)があります。
プレオーナーズとは、1年間または3年間の期間限定でハーヴェストクラブをお試しいただける制度です。
ホームグラウンドを選択することで、本会員同様に全ての施設を利用でき、期間満了後に本会員として継続する際は特別割引で入会できます。
プレオーナーズは少ない出費で入会でき、サービスに満足すれば本会員へステップアップできるため、まずは会員サービスを気軽に体験したい方におすすめです。
東急ハーヴェストクラブ会員権の購入・保有にかかる費用
東急ハーヴェストクラブの会員権を購入する際には、販売価額以外に印紙代・登記費用・不動産取得税・仲介手数料・名義書換料などがかかります。
また、共有制の施設を保有し続けるには、固定資産税や年会費が毎年かかります。
下表は、会員権の種類が共有の場合の初期費用と年間コストのシミュレーションです。
初期費用 | 2,275,978円 |
年間コスト | 146,378円 |
仲介価格 | 1,650,000円 |
・会員権利金 | ・100,000円 |
・土地代金 | ・264,964円 |
・建物代金 | ・466,384円 |
・会員資格保証金 | ・600,000円 |
・営繕充当金 | ・218,652円 |
契約諸費用(概算) | 479,600円 |
・仲介手数料 | ・275,000円 |
・印紙代 | ・500円 |
・名義書換料 | ・132,000円 |
・登記費用 | ・48,100円 |
・不動産取得税 | ・24,000円 |
年間のランニングコスト | 145,865円 |
・管理費 | ・135,300円 |
・固定資産税(2024年実績) | ・10,565円 |
参考:東急ハーヴェストクラブ南紀田辺|募集概要|会員制リゾートホテル
どの施設をホームグラウンドにするかによって、かかる費用が異なります。
初期費用だけでなく、年間のランニングコストまで考慮して購入するかどうかを決めましょう。
会員制リゾート第三の選択肢ならヴィラ(villa)タイプの「Grande(グランデ)」へ
Grandeは、既存のリゾート施設では満足できない方のための全く新しいシェア別荘型リゾート会員権。
プライベート空間を重視し、極上のくつろぎを味わえる以下の特長が強みです。
所有権型ではなく権利型のため低価格
リゾート会員権は、分譲マンションと同じように不動産を複数の会員で区分所有する「所有型」と、ゴルフ会員権のように所有権を持たず、利用する権利を購入する「権利型」に分けられています。
このうち、Grandeに関しては権利型を採用しているため、所有型のような以下のご負担は発生しません。
- 不動産取得税
- 固定資産税
- 住民税
- 火災保険料
- 法人市民税均等割
- 水道光熱費
- 管理費
- 修繕積立金
結果的に、年間のランニングコストを抑えながらも、贅沢なプライベート空間で優雅なひとときをお過ごしいただけます。
ファミリーや三世代、会社の福利厚生としても最適な定員6名以上のヴィラ(villa)が多数
Grandeのヴィラは、ファミリーや三世代、会社の福利厚生としてもご利用いただけるよう、定員が6名以上や一棟貸し切りなどさまざまなタイプをご用意しております。
会員制リゾートの一室というと、スペースに限りがある点を懸念される方もいらっしゃいます。
Grandeであれば占有面積が広いため、ご夫婦だけでなく、お子さま・お孫さまの代までゆったりとおくつろぎいただけるのが特長です。
温泉・サウナ・ドッグラン付きなど充実の設備
Grandeのヴィラは、ご家族の一員であるペットと過ごす時間も大切にしています。
例えば、上の画像「プライベートオーシャン ヴィラ 藍水」では、プライベートドッグラン付きもご用意しており、愛犬家からも大変好評いただいています。
さらに、各棟には8m×3mの大型プライベートプールを完備し、周囲を気にせずにご家族での時間を楽しめるのが特長です。
各部屋には、鴨川市に湧き出る鴨川温泉を配湯しており、絶景を堪能しながら、疲れを癒せます。
このように、Grandeのヴィラはご家族様・ペット同伴のお客様に対して、極上の時間をお届けできるのが最大の魅力です。
新規施設も続々オープン予定!広がり続ける別荘ネットワーク
出典:弊社Grande資料より
Grandeのヴィラには、以下のタイプがあり、目的に応じたさまざまな選択肢をご用意しております。
- ラグジュアリーヴィラ
- カジュアルヴィラ
- ドッグフレンドリーヴィラ
- オーベルジュヴィラ
さらに、2025年にはヴィラを中心に約70棟の新規施設をオープン予定となっており、全国にそのネットワークを拡大中です。(2025年1月時点の情報)
■2025年オープン予定
- Grande Doggy’s Resort Tochigi Nikko
- 星音 箱根別墅
- 星音 富良野別墅
- 星音 那須別墅 など
体験宿泊や資料請求をご希望のお客様はこちら
現在、Grandeのシェア別荘型リゾート会員権を検討中のお客様に、関東圏・関西圏でそれぞれ1泊2食付きの体験宿泊の場を設けております。
他社リゾート会員権と比較したいお客様にも好評いただいておりますので、ぜひこの機会にご検討ください。
体験宿泊や資料請求をご希望のお客様は、以下のリンクよりお申し込みください。
また、以下の通りお電話でのお問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
TEL:03-6712-8934(10:00~18:00 年中無休)
これまでGrandeは、不動産を所有しない権利型のヴィラを展開してまいりました。
しかし、このたび新コンセプトとして権利型ではなく所有型の「Residence Villa」を開業予定です。
ホテルの一室やワンフロアではなく、ラグジュアリーな一棟貸しのヴィラが最大の特長で、予定が立てやすい完全利用保証や収益を得られる貸出制度も用意されています。
興味のある方は、権利型と合わせてお問い合わせください。
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